2013年12月2日月曜日

中央小研究発表会のご感想(投稿)

小松市の先生からの投稿です。11月29日、石川県の辰口中央小の研究発表会がありました。10月におじゃました時も、素晴らしい授業を拝見しましたが、さらにレベルアップした授業だったと思います。研究発表会に参加なさった先生からのご感想が届きましたので、アップいたします。



(ここから)

辰口中央小の研究発表会に行ってきました。
いしかわ学びの指針という県の指定を受けた研究発表だったので、たくさんの方が来られていました。

公開授業は6年生の「円の面積」の発展コースを中心に見ました。「東北学び合い研究会」のブログにも紹介されていた羊が小屋につながれた状態で牧草を食べる面積を考える問題でした。「そろそろ発表しませんか」や「もう一度だれか説明してください」など子どもたちから提案・要求が出せれていたり、子どもたち同士で発言をつなごうとする意識が見られたりして、学び合いができつつあるのを感じました。ただ、見通しの場面で考えを出しすぎてしまったため、後のグループ学習が今一つ盛り上がらなかったようにも感じました。発展コースの最後には条件を変えて自分たちで問題を作るというものでした。発展・活用する力につながる大切な活動だと感じました。

石田先生の講話では、「学び合いのある算数授業づくりの手立て」という演題で、40分ほどお話をされました。協同的な学びを軸とする授業のよさを映像等を交えながらわかりやすくお話していただきました。
特に印象的だったのは、学び合いをするには聴くことがとても重要であるというお話で、聴くことには
①ありのままに聴く(客観的に)
②背景・意図を考えながら聴く(共感的に)
③関連付けて聴く
④進展を考えながら聴く
の4点が考えられ、この4点を意識して聴くことができる子どもを育てる必要があるということでした。この前、石田先生を送り迎えする車の中でお話しした時も、これからは子どもたちがどういうことを考えて聴いているのかいろいろな仕掛けをつくって研究していきたいということをおっしゃられていたので、特に印象に残りました。
それと、最後に学び合いの授業を作り上げるには、子どもの聴き方・話し方を育てることと教師の働きかけ・言葉かけを工夫することが肝要であるとお話されたこともとても共感できました。
今回お聴きしたお話をもとに、今年度の研究や来年度の研究を考えていきたいと思います。


(ここまで)
話を聴くことができないと、学び合いになりません。基本となる「聴く」を大事にすることが大切ですね。参考になりました。投稿、ありがとうございました。

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