2021年10月17日日曜日

比例が「かけわり図」へと発展

久しぶりのアップになります

 現在、6年生の3クラスの算数を担当しています。教科担任制の先駆けとして、6年だけですが教科担任を中心として学習指導を行なっています。

 教科担任のメリットとしては、教材研究や授業の準備が楽になる、また、学年全体が同じ歩調で進でられるということでしょうか。デメリットとしては、他のクラス担任が、算数の力を把握できないということですね。その辺は、毎日のように授業の様子を担任に伝えられるようにしていますが・・・。

 さて、今回の授業。比例の活用です。


 画用紙300枚という枚数は、重さや厚さと比例しますが、比例関係のきまりを用いながら数えないで300枚を用意するという課題になります。  


 比例には、横の見方(一方の値を2倍、3倍、4倍・・にするともう一方2倍、3倍、4倍・・になる)と、たての見方(一方の値にきまった数をかけるともう一方の値になる)を学習しますが、両方の見方をさせたいというのが今回のねらいです。

 このクラスでは、横の見方のグループがほとんどで、1つのグループがたての見方でも解いていました。たて横どちらでもよいのですが、この場合は、横の方が簡単です。たての見方では、92÷10をして9.2倍を導き出すことが必要になります。

 ただ、別の場合ではたての見方の方が簡単な場合があります。それを主問題2として個人学習で行います。

 たて横両方できるようにした後、これを「かけわり図」という言葉でおさえます。教科書には書いていませんが、このかけわり図は、比例関係の問題ではかなり有効です。◯は△の何倍かということさえ計算できれば、かけ算でもわり算でもすぐに答えを導き出すことができます。このかけわり図は、20年以上前にある校長先生から教わったものです。それ以来、このかけわり図を子どもたちに教え続けています。