2019年12月1日日曜日

3人グループのチーム学習

いよいよ師走ですね。期末事務も忙しくなると思いますが、風邪などひかないようにご自愛ください。


前回に3人グループについて紹介させていただきました。今のクラスの人数が27名なので、3人グループにすると9グループできます。なので、黒板にホワイトボードを貼ると写真のようになります。以前、石田教授は、「低位の子どものためには、黒板の情報量を少なくする必要がある。だから、大代表的なホワイトボードだけを貼り、他を外すということも有効です。」とおっしゃっていたことを思い出します。

グループで一生懸命に考えたものは、全体に見せたいですよね。でも、一つ一つの考えを検証していくには時間がかかり過ぎます。

そこで、「チーム学習」を取り入れます。下の写真は、その時の授業になります。一見、普通のグループ学習のようですが、縦の3枚が一つのチームになって話し合いました。そして、一番「はかせどん」な考えを一番上に貼ります。そうすると、どこのチームもはかせどんの考え方が一目でわかります。それぞれのチームでわかるまで話し合っているので、全体の学び合いでは、確認程度で済みます。ですから、グループ学習、チーム学習、そして全体の学び合いという指導過程だと、時間が足りなくなるのではと思うでしょうが、そうではなく、逆に時間的な余裕が出る時もあります。グループやチームで考え方の交流が完結している場合です。そのためには、グループ学習をしている時に、どのグループをチームにするか短時間に見取らなければなりません。うまくチームを組めれば、ある程度の話し合いは完了することができます。でも、それはグループ学習がしっかりとできると言うのが前提になります。