2015年7月8日水曜日

定義と操作を関連付けることの大切さ

 先日、梨郷小と沖郷小、沖郷中の「郷」トリオでの研修会がありました。

 今回は、沖郷小が当番校とあって、おとなりのクラスが公開することになりました。授業は、「平行な直線のかき方」です。

 事前の打ち合わせでは、平行の定義を十分かき方と関連付けなければならないということを話し合いました。担任は、今年度中学校音楽から校種変更した先生です。なので、初めての公開授業ということです。


 前日までに、三角定規をグループの数ずつ作って本時を迎えました。

 
グループ学習では、一人一人がしっかりと考えを伝え合っていました。
 
しかし、平行の定義である、「1本の直線に平行な2本の直線は平行」ということを、うまくとらえられないグループがありました。(写真左下の2つ)
 
事後のご指導でも、平行の定義からどうすれば平行がかけるかという考え方を身に付けさせるべきなのに、操作の仕方だけに終わってしまったのではないだろうかということでした。
 
やはり大事なのは、なぜそのやり方で平行がかけるのかを、定義や性質に立ち返って考えさせる、または説明させることですね。理由をきちんと説明できるようにすることが、算数の力をつけることにつながります。