2016年8月29日月曜日

盛り上がった俳句オリンピック 個人戦&団体戦

2学期が始まりましたね!子供たちも、張り切っています。

算数の学び合いの力を国語でも!というわけで、国語の学び合いの実践です。


さて、国語の俳句をつくる学習。普通なら、俳句づくりの学習をして、発表して終わりだと思いますが、せっかくオリンピックで白熱しましたので、俳句オリンピックを開催しました。


まずは個人戦から。
子供たちの話し合いで、トーナメントにしました。この辺りから、子供達は白熱してきていました。
子供一人の持ち点は1点。担任は10点ということにして、合計点が高い方が勝ちです。

<事前に学習したこと>
○季語を入れる。
○倒置、比喩などの効果的な工夫。





テーマは「夏」
 作品; 夏の夜   きれいな花火   空上がる
      蝉の声   夏のスタート   ミーンミン
      きれいだな  夏はやっぱり  花火だよ

などなど、いろいろな作品が出されました。テーマの夏という言葉と、季語により、少しダブりが見られた作品が多かったようです。ちょっと変わったところで、

 作品; もえる夏  一汗にじむ  球児たち

それぞれによさを語りながらの1回戦となりました。2回戦以降は、毎日の国語の時間の最初に対戦することになりました。勝ち進んだ子供は、別の作品を一生懸命考えていました。


いよいよ団体戦!
ルールは、AからGまでの4人チームで協力して考えます。もちろんテーマに沿った作品をつくります。1回戦と2回線の合計で金メダルが決まります。

チームで5分間話し合います。比喩や倒置、体言止めなど、いろんな工夫が出されていました。


俳句オリンピックをしてみて、子供たちの意欲が見られたのは大きな成果です。ふだん国語が嫌いと言っていた男子が、6年担任に俳句のコツを質問したりする姿も見られました。

しかし、ゲーム的、あるいは対戦できない要素を取り入れると盛り上がりますが、学習内容への意欲につながらないと意味がないと思います。

今後、楽しい学習から探究したい学習を目指して、真のアクティブラーニングの実践をしていきたいと思います。

2016年8月16日火曜日

3年ぶりのロングチャリ旅で学んだこと

算数学び合いのブログですが、夏休みということで一息入れます(笑)算数の話題でなくて、ごめんなさい・・・・




この夏のチャリ旅について、まとめてみました。


今年は3年ぶりのロングということで、2週間ぐらい前から心の準備をしていました。どこへ行こうかといろいろ考えました。新潟・北陸方面、東北太平洋沿岸、千葉県房総半島・・・どれもワクワクでしたが、数日前に愛知県の知り合いからの情報もあって、そちら方面へというなんとなくの目的地が決まりました。


7月29日・30日   
人間ドックでゆっくりと休みました。(これがけっこうよくなかった)

7月31日(日)
前日の夜、親友が出発式の飲み会をしてくれまして、早朝出るつもりが8時過ぎに出発。
上杉神社をスタート地点にして、メーターリセット!

自転車は、数日前に届いたルイガノの新車。(これが後々、よくないことに・・・)


テント泊に備えて、照明のバッテリー充電と娘からもらったお守り(勝手にお守りと思い込んでいる)
準備万端!!



福島県喜多方市へ抜ける登り坂。3年前も同じコース。同じ神社で安全祈願。やっと昨日の出発会の二日酔いが覚めたかも(笑)



最大の難関「大峠トンネル」 道幅も狭いし4キロ以上と長い!!
だから途中休憩して、県境の記念撮影。もちろん、車が来ないことを確認しました。








これはチャリでないとできない撮影。車は止められないので。「車でドライブって、意外といいものを見落としているんだよ」
と、得した気分になりながら、ここは長い長い下り坂。チャリは下りが最高!バイクも気持ちよいが、辛い登りをすると得られるチャリでしか味わえない快感!!



喜多方の道の駅で昼食。喜多方ラーメンも食べたかったけど、今回は目的があるからスル―しました。でも、峠越えした後のしょっぱい味噌ラーメンは、五臓六腑にしみわたるーーー。



国道の橋を渡っている時、川の上流から大きな桃が流れてきました。さすが桃の生産日本一の福島県。最高にウケました。しかも、元気をいただきました。


会津若松を目前にしたころ、なんとなく左膝が痛くなり、がまんできなくなってドラッグストアへ。痛み止めを買い求めました。


やはりチャリ旅は、こまめに休憩が必要。駐車場にチャリを止めてコンクリートの上に横たわる。青い空と白い雲。感動!  でも、まだ会津の手前・・がんばろう!


途中、鶴ヶ城前。入口でおじさんから、
がんばれよ!って言われました。元気をいただきました。こういうことって、車やバイクではあり得ないですよね。



左膝の痛みをこらえて会津の坂を登る。道の駅「たじま」で一泊の予定でしたが、この芦ノ牧温泉に到着した時は、そろそろ限界。

今年のチャリ旅は、3年ぶりということもあり、足慣らしも儘ならずということが膝を痛めたことにつながったんだと思いました。


観光案内所閉店間際に入り、空いてそうな旅館を尋ねたところ、真ん前の旅館ならOKかもと言われました。

旅館の「旅」の文字が落ちてなくなっている・・・・うーん、やや嫌な予感。でも、野宿よりはましかと思い、玄関の戸を叩くと、一人の難聴の老婆が出てきました。客は他にいません。

もちろん素泊まりでしたが、部屋に温泉が引かれてあるということで大満足。痛めた足が治るかなとかすかな期待。じっくりと温泉につかりました。1日目の披露により、まもなく睡眠・・・・・

約84キロ。峠2つも越えようとしているから、仕方ない。



8月1日(月)
翌朝、温泉街を撮影。すぐ近くのコンビニでおにぎりを買って食べる。
膝の調子もなかなか。




すっと長い登り坂で、またまた膝が泣き出す。そろそろ日光という文字が見えてきた。



1日目にたどりつく予定の道の駅たじま。やっと到着。でも、昼ぐらいになってしまった・・



山菜そばとおいなり。チャリ旅では、こういう食事がとてもおいしく感じます。


左膝がやはり・・・屈伸運動をしてだましだまし出発しようかな・・


と、その前にソフトクリームでも食べよう!これって、何ソフトだっけ?この後雨が降り、カッパを着ての走行。


峠を越えると、下り坂。ほとんど漕がなくていい感じ。ぐんぐん距離を稼ぐことができます。あっという間に鬼怒川温泉。外国人でいっぱい。ここは、2年前、修学旅行で6年生と一緒に来たところです。あの時を思い出しました。しばらく駅のベンチで休んでいましたが、4時半を過ぎるころになり、どこかテントを張れる所がないかと思案していました。

その時です。黒い雲が・・。雨もぽつりぽつりと・・。
「雨降ると、テント張るのも難しくなるな。」

膝もなかなか治らないこともあり、じゃらんで宿を探しました。6千円台で、朝・夕付き。しかも、バイキングでカニ食べ放題!!!「鬼怒川ロイヤルホテル」
すぐに予約。


ちょいと盛り過ぎたかな~。カニは何度も取りに行きました。満腹!
温泉はサウナと水風呂付きなので、脚を温めたり冷やしたりを何度も繰り返していました。


8月2日(火)
朝食もバイキング。少し食べ過ぎてしまいました。昨日の温泉での処置がよかったか、膝の痛みが完治しました!!!

昨日からチェーンが、漕いでいない時にひとりでに外れてしまう。
最初、鬼怒川の自転車店。おじいさんが出てきて、
「そんなことありえない。軽いギアに入れないことだな。」
と言われました。
軽いギアに入れないと、峠は越せません!!!!

日光のちょいといかした自転車店(写真)

ここでも原因がよくわからず。ブログに載せるから写真撮らせてと言われ、カシャッ!



チェーンをだましだまし外れないように進んでいくと、日光の東照宮前に到着。ゆっくりと中を見学したかったけれど、先を急ぐのでやめました。残念!!


お昼、途中の中華屋さんで食べたラーメン。可もなく不可もなく。でも、チャリ旅では、基本すべておいしい!

日光からの下り坂は感動もの。杉並木の道路が延々と続く。涼しいし楽だし最高!


なぜ宅配便に立ち寄ったかわかりますか?

着替えとか必要以上に持ってきてしまったからです。一箱ぐらいのものを家に送りました。
うん、軽い!!


めざすは3年前泊まった道の駅庄和(春日部市)そこに付くまではと、ペダルをこぎまくり。夜になってしまった。やっと久喜。


到着したのは、夜の9時過ぎ。3年前と同じ場所にテントを張りました。
暗闇にライトを照らすと、いくつもの黄色い目玉が・・・・野良猫が何匹も近づいてきました。たぶん、弁当を狙っています。猫は嫌いじゃないのですが、とても気持ち悪い・・


8月3日(水)
夜中に大雨。うるさくて眠れませんでしたが、すぐに出発しようとしたら、すぐ近くに自転車で旅をしている老人が野宿をしていました。自転車にはバッグではなく、レジ袋がたくさん下げてありました。
「この人は、チャリ・トラベラーではない」
と、すぐにわかりました。


昔よくきた北浦和駅前の北浦和公園。噴水がきれいでした。ベンチでマジ寝をしていると、人がどんどん集まって歩いていました。
ポケモンGO!です。

ブームです。
興味なし・・


3年前来れなかった食堂。ところが定休日・・・やられた。明日までここにテントを張るかとも思いましたが、1日無駄になるのでやめました。
「メンマ定食食べたかった~~~。生姜焼き定食とか・・・」


母校です。3年前との違い。


それは、自転車乗り入れ禁止になっていました。入ろうとしたら守衛さんに注意されました・・
「あの~、卒業生なんすけど。あと、山形からチャリでわざわざ来たんすけど・・」と言っても入らせてもらえませんでした。


しょうがないから、昔よく来た「Be PRANT」へ。 昔は、「びーぷら」と呼んでました。


しみわたるーーーーー!うまっ   下にご飯が隠れてます。


うらとこ街道(浦和所沢線)を走っていると、オリンピックという自転車店。チェーンのことを相談したら、ギアの裏についているプラスチックが外れてそれがじゃましてチェーンを外しているんだとすぐにわかりました。医者と同じく、セカンドオピニオンというのは大事です。

その後は、チェーンはいっさい外れませんでした。めでたし!めでたし!

所沢に着いた時、あまりの暑さと疲労のために、コンビニで休みました。この辺で、東京の大垂水峠か箱根の坂を登るかどちらかを選択しなければなりません。大垂水峠は、学生の頃バイクで何度か峠を攻めに行ったことがありました。箱根の坂も有名です。

「あそこをチャリで・・・」
と考えたら、今の状況(天候と体力)では

NO!

でした。所沢で立往生してしまうのも、

NO!

でした。

そんな時偶然に、知り合いの社長さんから、
「東京でしたら、今日か明日にでもビールごちそうします!」
なんてメールをいただいたので、即、
「よし、息子の所におじゃましよう!}
すぐにラインをして、原木中山のマンションへGO!

でも、けっこう時間かかりました。グーグルナビ大活躍!!


無事、7時ごろ到着。
息子と一緒に食事をしました。息子の顔を見て、ほっとしました。心細い一人旅に、身内がいると安心します。息子よ!よくぞ東京にいてくれた!!



8月4日(木)

 昼も息子と一緒にラーメン。息子はそのままバイトへ。


自分は知り合いの社長さんと会食へ。
途中の景色がすごい。夕日もきれいでした。


銀座のとある欧風居酒屋。


すべてがおいしい!チャリ旅でこんなお店で食事ができるなんて、考えてもみませんでした。

社長さん、奥様、本当にありがとうございました。


8月5日(金)

息子がバイトでいなかったので、1人出かけようと思いました。そしたら、ディズニーリゾートまで11キロしかなかったので、そっこう行くことにしました。荷物をマンションに置いていったので、とても軽い。

やっと着いた時、入り口付近をチャリで乗っていたら、係のおねえさんに、
「自転車はひいてください」
と一言。中じゃなくてもそうなんだ・・。


ディズニーランドへは何度も来たことがありますが、裏手には来たことがありませんでした。だーーーれもいない海。ベンチでぼーっとしていました。



植木の職人さんが、木陰で居眠りしていただけで、あとは誰もいません。


8月6日(土)
息子のところに3泊もしてしまったら、なんだかチャリで山形へ帰るのが面倒になってきました。しかし、そこは原点に戻り、朝8時ころに帰路につきました。

まずは埼玉方面へ。

途中、休憩をしたときにメーターを見たら、
444.44

感動!



今日もまた暑いこと、暑いこと


暑い時に熱いラーメン。山形の冷たいラーメンが食べたい!!


初めてきた道の駅。五霞という町も初めて。



道の駅内に作品展がありました。おもしろい作品がありました。


利根川の橋。橋の端が見えないぐらいながーーい!


道路表示を見るたびに、「お、もうすぐだ!」


3年前、ここで記念撮影しました。芸術性のある落書き。



小山の道の駅思川到着。バイクと並べて駐輪。


だれもいないレストランで食事。生姜焼きが胃袋にしみわたるーーーー!


夕日を見ながら、どこにテントを張るかを思案中。

テントを張る時の極意。暗くなるとともにテントを張り、日の出とともに撤収!


8月7日(日)
さわやかな朝。
テントを撤収して出発準備。
「明るくなってしまった・・・」


下野市役所で休憩中


誰も通らない歩道を走る。下の川では渓流釣りを楽しむ人たちでいっぱい。


大型ショッピングモールのベンチで一休み。暑いのと疲労とでぐったり・・


3年前、ゲリラ豪雨のため歩道橋の下にテントを張った時に食べたラーメン。懐かしい・・


しばらく顔を見ないうちに・・・。これでは誰も近寄らない。


市町村の境界があると達成感が増します!


バッテリーの電源などのトラブルで、今日は新白河の東横インに泊まることに。近くのはま寿司で1杯。



1杯のつもりが2杯目



8月8日(月)

東横イン最上階からの眺め。
「よし、今日もがんばるぞ」



昼前に郡山到着。本当は昨日ここに泊まる予定だった・・・


コンビニの凍ったペットボトルは必需品。一日に何本飲むんだろう。



台風による影響で風雨が強くなってきたので、歩道橋で様子を見る。あまりやまないので、カッパを着て出発。


車に雨水をかけられながら、福島の道の駅安達に到着。遅い昼ごはん。
なかなか雨が止まずに様子をみていました。


旅の終わり。
「こんなに重い荷物を積んでいたのか・・」
と思うぐらい重い。



日本一周からすると、たいしたことないですね。まだまだです。



その夜、親友に慰労会をしていただきました。
「もうこれで走らなくていいんだ!」
という安心感と、

「予定よりかなり縮小したコースになって物足りない」
という気持ちが入り混じっていました。




8月10日
夢にまで見た山形の冷たいラーメン。旅の途中で食べたかった!


その日、旅の疲れも癒されたことと、物足りなさにより、宮城県の七ヶ宿まで。このまま仙台まで行きたいなと思いましたが、手ぶらで来たので行けません・・



8月11日

米沢の秘湯の一つ「新高湯温泉吾妻屋」へ

旅館の方に、
「すごい脚力だね」
と笑われてしまいました。

たぶん、ここまでチャリで来る人はあまりいないのでは??




木をくり抜いた温泉にゆっくりつかりながら、この夏のチャリ旅を振り返っていました。




今年のチャリ旅を振り返って、

よかったこと
○東京の息子のマンションまで行けた。
○ディズニーリゾートも行けた。
○グーグルナビ大活躍
○銀座で中村社長さんご夫妻と会食できたこと
○夜まで走れたこと

よくなかったこと
●練習不足による体力不足
●身体や台風、その他のことで予定していたことの半分しかできなかった。
●荷物持ち過ぎ!宅配便でいらないものを送るぐらい持って行ってしまった。
●精神的にかなり弱気になったことが多々あった・・・


炎天下での峠越え、手足のしびれ、野宿の大変さ・・・・などなど、なんで自分がこんなに辛い旅をしたがるのか。それは、辛いことの向こうに、大きな感動があるからです。

仕事でも同じことが言えます。大変なことでも、着実に前進していけば、いつかは大きなものを手に入れることができます。子供たちにも、そのことを伝えていければと思います。


3年ぶりのロングとしては、まあまあだったでしょうか。いろいろあったけれど、今後の人生に生かせることがたくさんありました。出会った人たち、応援していただいた方々に感謝いたします。


最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。