2013年5月20日月曜日

他クラスでの授業の有効性

明日(5月21日),授業を公開します。5年算数「小数のわり算」2教時目です。

問題は,1.2×2.3の計算の仕方を説明しよう

という内容です。授業にあたって,別のクラスで自分の授業の事前授業をしていただきました。この授業を見る前までは,

1.2×0.8

という問題でした。どうして数字を変えたかというと,このクラスでこの問題を提示した時,「0.8をかける」ということがどういうことなのか,理解するのに時間がかかりました。その理由は,1より小さい数をかけるということが未習だったからです。

この内容については,5教時目に学習します。今回のねらいは,小数のかけ算は,整数にすれば計算できることを説明するということです。ですから,1より小さい数をかける意味を考えるということは,別の思考が入ってしまうのではないかと判断しました。

 
予想はしていたが,やはり出るなと思いました。見通しでは,10倍の10倍は100倍という意見が出ていたのにもかかわらず,グループの話し合いでは整数の答えを1/10にするというグループがありました。間違いを生かして全体で学び合うことも大事ですが,グループの学び合いで間違いを指摘できないだろうかと考えました。
 
支援もいいですが,見通しで話し合ってもいいかなと感じました。教えすぎるというご意見もあると思います。しかし,学び合いで足場をつくる授業では,一人一人に確実に解かせるということを重視します。明日の公開授業では,こうした間違いがなくなるような見通しとグループ学習にしていきたいと思います。
 
こうしたことがわかっただけでも,他のクラスで授業をするというのは,とても有効なことですね。
 


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