2011年10月1日土曜日

自ら学ぶべきは教師

今日は息子のサッカー部新人戦!ぜひとも勝たせたかったが、やはり勝負の世界・・なかなかきびしいです。

さて、きのう市の教育長の講話を聴く機会がありました。学力向上についてのお話でしたが、共感する部分が多く、アップすることにしました。

一言で言えば、若手教員や他の教員に、今まで培ったいろいろな教育技術を伝え、学力を上げてほしいということです。当然ながら、学校研究やらでみなさんによりよい授業を提案しているわけですが、ここで教育長は研修という言葉に触れていました。研修というのは、教育法規に定められている通り、教師は常に研究と修養に努めなければならないという内容があります。教育長は、そういう定められた研修ではなく、いろいろな面から他の教師に自分の培ったことを広げたり、議論したりしながら互いに伸びていかなければならないということをおっしゃっていました。

決められた研修についてきちんとやる先生方は、とてもすばらしいのですが、今一つ足りないところがあるように思われてなりません。

それは、主体的な研修です。もちろん、明日の授業に向けての教材研究を日々行っているわけですが、新しい指導法についての実践研究や、主体的に授業を見せ合って深めるという雰囲気は欠けているような気がします。

学校研究や市町村単位などの教科研究会という組織を通しての研修の機会はあります。しかし、すべて義務的な研修です。ですから、「どんな研修をしたいか」ではなく、「何をすればいいの」という受け身的な意識で参加しているような気がします。

学校現場は忙しすぎるというのはわかります。しかし、よりよい授業をして学力を上げているというすばらしい実践をしている先生もたくさんいます。そういうことを主体的に学び合うことが大事だと思います。

米沢の先生がおっしゃっていました。
「研究会を何度か立ち上げようとしたけれど、主体的に学ぼうという先生はいませんでした。」
忙しい、魅力がない、目標とする先生がいない、必要がない、報告する実践がない・・・などいろいろな理由が考えられます。

まずは、自分の実践研究をしっかりと行い、賛同していただける先生を一人でも多くしていくことが大事かなと思いました。こういう気持ちが、自ら学ぶ子供を育てていくことにつながるのではないでしょうか。

先生方、決められた研修の場だけでなく、主体的に学びあいましょう!
自分の実践を紹介し、 議論しながら互いに伸びていきましょう!

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