2012年7月5日木曜日

活用力をつけるために、みんなでつくる足場へ


ちょっと目が悪くなったかなと思ったら、写真がブレていました。(見にくくてごめんなさい!)

今日の問題は、活用力を身につけるための問題ということで、いつもと違って班ごとの話し合いを中心にして考えさせ、一人一人にきちんと説明させたい思いました。もちろん、問題把握はていねいにしながらも、足場を自分たちでつくらせたいと考えました。

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(問)本棚を作るのに、長方形の板3枚、正方形の板4枚、くぎが24本必要で、今持っている材料は、

長方形の板52枚
正方形の板58枚
くぎ315本

この材料で、最大いくつの本棚を作れるかというのが、本時の問題です。


考える足場の指導では、3つの段階があります。

1.先生が与える足場
2.先生といっしょにつくる足場
3.自分たちでつくる足場

単元の最後ということもあり、既習事項も容易に想起できそうだと予想したので、3番目の自分たちでつくる足場をやってみようと思いました。

問題提示の後、考え方をみんなで話し合いました。わりと簡単に3つの式が出ました。

52÷3=17・・・1(長方形の板)
58÷4=14・・・2(正方形の板)
315÷24=13・・・3(くぎ)

この後、グループで答えはいくつなのかを話し合わせました。グループであれば既習を使って解決できるだろうと考えました。班の中で13だろうという声が聞こえてきました。ある班は、
17+14+13=44こ  という考えをしていました。
T「どうして全部たしたの?」
と聞くと、
C「・・・・・・・」

ここで、ハッと思いました。子供たちは、

52÷3=17・・・1(長方形の板)
58÷4=14・・・2(正方形の板)
315÷24=13・・・3(くぎ)      という式や商の意味を理解していないということです。ある男子は、
「長方形は17まいで・・・・」
と言っていました。

もう一度全体で商の意味を確認。長方形だけに着目した場合、本棚を作れるのが17個分だと理解するまでに、けっこう時間がかかりました。

ということがわかれば、答えが13だということを容易に気がつきました。

ところが、説明できずに苦しんでいます。答えは13でいいんだけど、どう言えばよいかがわからないということでしょうね。

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全体の学び合いで、長方形は17個分できますが、正方形とくぎが足りなくなり、正方形は14個分できますが、くぎが足りなくなります。くぎは13個分できますが、長方形も正方形も足りるので答えは13です。
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説明がきちんと出来た人は、数名でした。ここでは、説明の仕方をきちんと指導しました。

なかなか説明できなかった原因は、

1 数値や式が多すぎて、意味把握が困難だった。
2 このような説明の仕方に慣れていない。
3 商の意味を理解できなかった。      などでしょうか。

今回の「みんなでつくる足場」をやってみて、考えたことがいくつかありました。

(1)説明も足場が必要
(2)商の意味を、早いうちに教えておく
(3)図などを用いて考えさせる
(4)類似問題を足場にすることも考えられる(与える足場)

みんなでつくる足場の授業は、単元の終わり頃にふさわしいと思いますが、活用力をつけるために独特なアイディアが必要なものについては、やはり足場があったほうがよいのかもしれませんね。

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