2014年9月1日月曜日

学び合いがスムーズに進む危険性


 
速さの問題。
「ひかりとやまびこ、どちらが速いか」
という速さを求める問題です。
 
前時に、1単位時間あたりの距離と1単位長さあたりの時間という2通りの考え方で、速さを比べることを学習しました。
 
本時では、比べるだけでなくどちらが速さとしてわかりやすいかという意味を考えることがポイント。
どのチームも、
 
道のり÷時間=1時間あたりに進む道のり
 
として、時間を単位時間にそろえるという見通しを持ちました。数直線で説明するというチームもあり、自由にグループ学習をしたところ、どのチームも同じ式になりました。
 
「時間をそろえるから 552÷3 と348÷2で比べる」
 
という考え方。1時間あたりの道のりを求めているわけですね。
 
しかし、ここに落とし穴。この式が本当に道のりを時間でわると単位時間あたりの道のりが求められるということを実感している児童が何人いるのだろう。数直線図で説明しているチームもあったが、苦手な児童は何をしているのか理解できないのではないだろうか。スムーズに質問もなく進んだ授業でしたが、単に大きい数を小さい数で計算するという3年生からずっと学習してきた習慣と計算のしやすさからこの式をとらえている児童がいるだとろうと思いました。
 
全体の学び合いでは、ダメ押しで本当にこれでよいのかを確認しましたが、この数値がどっちも小数や分数、または数学では文字になっても、
 
道のり÷時間=1時間あたりに進む道のり
 
という立式ができるのだろうかと疑問に思いました。たとえば、
「24時間で3㎞走る」
という問題を見ると、すぐに24÷3=8 1時間あたり8km進むという式と答えを出してしまう児童がたくさんいるのでは???
 
チーム学習では、
「この式でよい理由は?」
「この式でよいわけを説明できる?」
「どうしてこの式でいいの?」
「ほかの数でもそう言えるの?」
 
このようなことにこだわって学び合いができる子供を育てなけれなならない。
 
そのためには、教師から日常的にこのような問いかけをしていくことでしょうね。
 
 
 
 
 
 
 
 

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