2013年4月10日水曜日

子供自ら授業改善を目指す!

 
新年度が始まり,今年度の計画を練っていることと思います。クラスの子供たちとの出会いから1週間ほど過ぎようとしています。これから,この子供たちと一緒に学び合いの授業をしていくかと思うと,わくわくしてしまいます。
 
さて,3月11日の神奈川新聞に掲載された記事ですが,神奈川県の大井町立大井小学校の算数指導の話題です。子供たちに自分たちの授業を見せて,改善点などを話し合わせることで,子供たち自ら授業を改善しようという試みです。(詳細は記事をご覧ください)
 
学校現場では,校内研究で授業改善を試み,実践しています。これはあくまでも教師自身の指導法の改善という視点に立っての研究です。しかし,この大井小学校では,子供たち自ら授業を改善しようという手だてを考えさせ,自分たちの学び合いはどうあるべきかという視点で話し合いをさせるということを実践しているのです。全国的にもあまりとられていない手法ではないかと思います。(もしあったら,教えてください)
 
この手法を取り入れるということをご指導しているのが,横浜国立大学の石田淳一先生です。石田先生の著書にも,授業を行う上での「シナリオ」で指導するというものがあります。つまり,授業改善に子供たちにも参画させることで,教師と子供たち一緒に学び合いを考え,真の学ぶ力をつけていこうということなのです。そういう発想が,学ぶ力つまり思考力や表現力はもちろん,コミュニケーション力,さらには活用力を身に付けることにつながっているのです。
 
 
 
そこで,本日,自分のクラスの子供たちに,大井小学校の山本先生の授業を見せました。山本先生は,今年1月に公開授業を行った先生です。2月,西湘研にて知り合いになりました。クラスの子供たちは,今まで自分たちが受けてきた授業と違い,生き生きと気づきを発表し学び合う姿を見て驚きを隠せませんでした。視聴の後,子供たちは,「こんな授業をしてみたい」,「この授業を超えたい」という意識を持ちました。一人一人の目が輝いていました。私は,この目を見るのがたまらなく好きです。「先生を信じてついてこい。必ず,算数が好きと言わせる。必ず学力を上げる。」と言いました。子供たちに火がつきました。
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 


0 件のコメント: