本研究会では算数科を中心に、算数学び合いの石田淳一教授(東京家政大学、前横浜国大)のご指導のもと、「協働的な学び合い」の実践研究をしています。さらに、教育実践研究家の菊池省三先生を代表とする「菊池道場山形支部」として、白熱する教室を生み出す学級づくりをして、「主体的・対話的で深い学び」ができる子どもの育成を目指しています。 お問い合わせは、山形県南陽市立赤湯小学校 田井地 清まで vaio0819@yahoo.co.jp
2012年6月21日木曜日
つくる足場は考える力をつける!
今日は第2教時目。本時では、「与える足場」から「つくる足場」を意識してみました。
というわけで、いきなり主問題1を提示します。85÷21の筆算を理解させるねらいですが、
「この筆算のやり方を説明するのに、今までに習ったことで使えることはありませんか?」
という発問。そこで想起できたのが、80÷20ならできること、順に十の位から何がたつかを考えること、「たてる、かける、引く、おろす」という筆算の手順が使えそうなことなどです。
これは、教師が提示した足場ではなく、自分たちで足場となるものを想起し、問題を解く足場をつくるという段階です。教師とともにつくる足場をどんどん積み重ねていくと、問題を解く時に必要なのは、既習の何とつながっているのかを意識できるようになり、筋道立てた考え方が身についていくというメリットがあります。
説明も、かつては文章表現が多かったのですが、端的な言葉や式が説明になるということも教えました。「かける」という言葉も説明していますが、具体的な21×4という式も説明になるということです。
主問題2の自力解決の定着率もとてもよく、苦手な子供も容易に解くことができました。つくる足場は、考える力を高めるのに有効です。
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