2012年6月14日木曜日

きちんとわけを説明させる授業へ!


6年生の全国学力テストの問題から、今問われている学力が見え隠れしています。ちょっと傾向と対策をさせていただくと、

・国語では、条件に沿って書く力が要求されています。文字数の制限があったり、共通点、相違点に着目させたり、敬語を使ったりという条件のもと、まとまりのある文章が書けなければなりません。文章を文字数を制限して要約したり、いろいろな条件を与えたりして文章化させるということを日常的に行うことが大切です。(国語だけでなく)

・算数では、問題を解いて正しい答えを出すだけでなく、どうしてそうなるのか常に説明させていくことが要求されます。単なる計算問題でも、「まず」「次に」「だから」などの手順を示しながら、授業を進めていくことです。日常の授業はもちろん、単元の評価でも、ワークテストだけでなく、記述式の「説明させる問題」を実施していくことも考えられます。(評価は大変ですが・・・)

・理科でも、常に実験の方法や結果からの考察をさせていくことが必要です。この実験や観察から、どんなことが言えるのか、わかったことは何か、条件を変えるとどうなるのか・・など、言語化させることを心がけましょう。 

  このように、6年の全国学力テストから、思考力や表現力を中心とした言語力が要求されていることがわかります。学校研究の日常化という点で、全職員で言語力を育成していきたいと思います。
                                            (学力向上部だより第3号より)

<補足>
  今、実践研究している「考える足場」の指導法では、一人一人にしっかりと説明する力をつけることができます。しかも、筋道立てて説明する力です。理由を簡単に言うと、全員が問題を解くまでが効率的に行われるので、説明させる時間的な余裕と足場から説明しようという流れがあるということです。「きちんとわけを説明させる授業」は、考える足場のある授業です!


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