2017年3月4日土曜日

子どももクラスも変わる学び合い

期末事務に入りましたが、ちょっと一服!いろいろな研修会などで報告してきた資料の最後の文面です。

(ここから)
問題解決型の学習「自力解決,全体解決」という従来の学習スタイルから,「グループ解決,全体解決,自力解決」という学び合い(協働的的な学び)を取り入れることで,協力して問題を解こうという姿が見られるようになった。問題解決型の学習では,見通しを持たせた後,すぐに自力解決させるが,見通しを持てない,または問題の意味を把握できないでいる子供が必ずいる。教師のヒントをひたすら待つ子供からは,算数への意欲や学力の向上は望めない。苦手意識を助長してしまうこともあるだろう。 
しかし,「協働的な学び」を取り入れた学び合いの授業を実践していくと,疑問を自由に質問したり,一人一人が考えを伝えたりしながら,互いに考えを交流し合い,主体的に理解しようという意識が高まる。友達の考えをつないでいこうという習慣が身に付くことで,算数の学び方がわかり,苦手な子供は算数が好きになり,得意な子供はさらにわかりやすい説明をしたがるようになるなどの意欲が高まってきた。
さらに,学び合いでは,教えてもらう場面も多く,「○○さんに聞いてわかった。」という意識が高まり,互いに学び合うことのよさを実感するようになる。そうすると,互いに助け合うという気持ちが芽生え,関わり合うことのよさや友達のよさを感じることができるようになる。クラスの子供同士の人間関係がとてもよくなり,クラスの結びつきが強くなっていく。子供一人一人が意欲的に学び合うことで,みんなで伸びようというよい雰囲気が生まれ,子供たちがどんどん変わっていくことが実感できるようになった。今回の実践では,短時間ではあるが自力解決の場を設けることにより,一人一人が自分なりの考えをもって話し合うことで,さらにグループや全体での学び合いが活発になってきた。

このような学び合いの授業を実践していくと,疑問を自由に質問したり,考えを伝えたりしながら,互いに考えを交流し合い主体的に理解しようという意識が高まってくる。友達の考えをつないでいこうという習慣が身に付くことで,算数の学び方がわかり,意欲がさらに向上していき,子供もクラスも変わっていく姿が実感できる。今後も,思考力・表現力を身に付け,学力を向上させる学び合いを展開していきたい。
(ここまで)
基本的に、子どもたちは学び合いの授業が大好きです。説明したり、聴いたりすることも好きです算数が苦手な子どもはいますが、嫌いな子どもはいません。
学び合いは単なる学力の向上ということだけでなく、時代が求める教育の在り方だと考えています。

2017年2月22日水曜日

チーム学習のよさを実感!by石田教授

本日は、横浜国立大学の石田先生にご指導をいただきました。石田先生から、学テでもっとも低い問題を、チーム学習でやってほしいということで、下の問題を授業でやってみました。しかもチーム学習。各班すべてにカメラを設置しての時間。これなら班ごとにどんな話し合いをしているのかがわかりますね。

というわけで、学力テストでかなり低い通過率の割合の問題です。
わかりますね。もとの量がわかっていれば、割引きの問題と同じになります。しかし、もとの量がわからない!

今日は、めあてのあと、班ごとに見通しを持たせて話し合いを進めてみることにしました。

チーム学習ということで、班ごとに考えをまとめたら、班と班の話し合いをします。その結果を黒板に書かせます。

7つの班のうち、3つの班が正答。正答班と誤答班のチームを作ることができました。(偶然でした)
なぜ、30%なのに1.3になるか。
0.3か1.3なのかわからない。
1.3の1は、どこから?

どのチームも同じ話題になり、1の存在を理解していました。しかし、何を理解したのか言葉で説明できないと、わかったことにはなりません。

そこで、全体の学び合いで何度も1.3でわる理由を言わせました。石田先生のご指導では、チームごとに誤答班の子供に何がわかったのかを言わせたいということでした。なるほど!!

まとめ。

これもグループで話し合わせて作りました。まとめを子供に考えさせるのは、何を学んだかを考えさせ定着につながるということは、石田先生から学んだことです。

以下のまとめになりました。


チーム学習は、チームで深いところまで話し合いをしているので、全体の学び合いが効率的にできるよさがあります。もう少し子どもたちに話をさせればよかったというご指導がありましたが、練習問題と振り返りがきちんとできる時間がありました。

石田先生に授業のご指導をいただくと、必ず目からウロコ状態です。また今後取り組む意欲が湧き上がりました。


2017年2月18日土曜日

10%引きをどう考えるか

割合を使っての授業。10%引きの代金を考えさせます。

見通しでは、100%-10%=90%として考えればよいということと、10%の金額を求めて値段から引くという2つの方法が出されました。

結果は板書の通り。6つのグループが前者で、1つのグループが後者の考え。

割合を引いてから求めるグループの発表をしました。(以下)このグループは、2つの方法で解いています。2つめの式で、15000×0.1が÷になってる間違いがあることに気付きました。


D班は、式の中に(1-0.1)を入れています。式に入れることによって、考え方がわかります。しかも、式が一つでもできるという簡潔性にもつながっていきますね。


さて、割り引く金額を引く方法を選んだC班。解き方が違うのに関係図が同じになていました。

「ねだん  →  代金」 これでは割り引く金額が書けません。関係図の代金は、割り引く金額、つまりねだんの10%という言葉がきて、1500円ということがわかるわけです。関係図がまちがていても、式は正しく書けています。しかし、関係図を使って式の意味を説明することになるので、関係図も正しく書かなくてはいけないということを振り返りました。

2017年2月12日日曜日

フォレスタネットのコミュニティで発信!

最近広告などで見るようになったフォレスタネットですが、ここにこの学び合い研究会の部屋を設けました。ぜひ登録してみてください。ブログからもログインできるようにしました。

https://foresta.education/community/8

2017年1月16日月曜日

時間配分がカギ『チーム学習』

5年割合の授業です。
75人は125人の何倍かを説明するというめあてです。

75÷125か125÷75かと考えて、答えが合う方を選んだりして、なかなか立式の説明が難しいところでもあります。

そこで見通しでは、関係図と線分図を提示しました。どちらかを選んで説明させました。

線分図を2つのグループ、関係図を5つのグループが取り入れました。関係図では、もとの数と比べる数を反対にしているグループがいました。線分図ではなかなか立式までいかないグループもありました。だいたいできているグループと誤答のグループをチームにしてのチーム学習をしました。

チーム学習では、フリートーク的にどんどん話し合いがなされます。遠慮なく質問する人もいます。

チーム学習をした後は、ホワイトボードを黒板に貼り、チームで出されたことを黒板に書きます。


そうすることにより、他のチームでどんなことが話題になったかが一目でわかります。

課題としては、時間配分ですね。やや時間がかかり過ぎました。もう少し効率的なグループ学習をしないと、チーム学習は難しくなります。

石田先生が提唱されている35+10の授業にチーム学習を取り入れてみたいです。そのためには、学び方をどんどん教え、学習訓練を重ねるしかありません。

2月に石田先生がご指導に来てくださいます。それまでには仕上げないと(-_-;)

2017年1月4日水曜日

箱根授業力開発セミナー(by 石田淳一教授)に参加!

あけましておめでとうございます。本年も、研究会やブログをよろしくお願いします。


さて、12月23・24日に箱根強羅温泉にて、「授業力開発セミナー」が行われました。講師は、横浜国立大学の石田淳一教授です。遠くは、丸亀市や広島、そして我々は山形ということで、全国からの参加者がいらっしゃいました。教員はもちろん、石田ゼミの学生さんたちや、指導主事の方々というメンバーでの研修でした。

山形からは、自分と一緒に宮内小学校の西山先生も参加しました。新幹線のトラブルで1時間程度の遅れがあり、遅刻参加となりました。会場の雰囲気は、緊張感に包まれていました。皆さん、とても真剣に石田先生の話を聴いていました。

最初の講話は、「アクティブラーニングを取り入れた算数授業づくり ~学び合いの質を高める授業をめざして~」というテーマで進められていました。

○能動的問題把握のための問題提示の工夫
○問題解決の見通しを持たせる。
○子供主体の話し合いを促す働きかけ、言葉かけ

 問題提示をした後、教師はどんな発問をするでしょうか?ということを考えます。ここでは、「気付きを待つ」「自発的算数トーク」というキーワードがあります。この「自発的算数トーク」については、自分自身の授業でも大切にしてきました。自分で考えを持つことは大事ですが、ちょっと友達に相談してみるということが、自発的に行われてこそアクティブなわけです。

○グループ学習を取り入れる
○自発的相談・確かめ合いの指導

 全員が自信をもって挙手できるようにする(グループで相談)
 きまりを発見し、話し合いながらまとめる(グループ解決)
 個人で考えたものを、互いに見合う(グループ隊形の個人学習)

 ここで注目したいのは、ここまでの指導過程で「自力解決」という言葉がありません。従来の課題解決型の自力解決というのは、別の言葉に置き換えると、「誰にも相談してはいけない時間」ということでしょうか。石田理論では、そういう時間をなくし、常に仲間と考えを出し合って相談しながら理解を深めていくことに重点が置かれています。そういう意味では、自力解決は存在せず、あくまでも最後の個人学習ということになるのでしょう。さらに個人学習でも相談するということで、とにかくわからない時は、相談なのですね。

さらに、深い学びを実現する問や問い返しという話がありました。この主体的・協働的な学びを育てる算数授業づくりのコツは、この新刊を読むと理解できます。

http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-261418-7

http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-261527-6

また、まとめを話し合わせるということも話し合いになりました。
これについては、まだ初期段階ですが、5月のブログに載せていますのでご覧ください。

http://vaio0819.blogspot.jp/2016/05/blog-post_22.html

夕食の後、10時半近くまでみっちりと研修がありました。グループに分かれて、ある授業の記録を読み取るという実習でした。授業記録から、どの発問がポイントになるのかをグループで話し合いました。文字から有効な発問を見つけ出し、その後実際の映像を観て検証していくという流れです。活字と映像により、授業のよさが読み取ることができました。

このような授業研究を学校現場でも取り入れてみるのもいいかなと思いました。



2日目の午前は、実践発表を中心に行われました。自分も実践発表させていただきました。過去の研修会で使ったものとブログでの実践を資料にしてみました。(西山先生との共同研究も)


1泊2日の研修に参加して、石田先生の講話や、石田理論で実践されている方々との交流により、自分がやってきたことが間違いないという確信を得ました。今後、全国にネットワークをつなげながら、自分の地区(職場も)の研究会でも、石田理論を広めていきたいと思います。