期末事務に入りましたが、ちょっと一服!いろいろな研修会などで報告してきた資料の最後の文面です。
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問題解決型の学習「自力解決,全体解決」という従来の学習スタイルから,「グループ解決,全体解決,自力解決」という学び合い(協働的的な学び)を取り入れることで,協力して問題を解こうという姿が見られるようになった。問題解決型の学習では,見通しを持たせた後,すぐに自力解決させるが,見通しを持てない,または問題の意味を把握できないでいる子供が必ずいる。教師のヒントをひたすら待つ子供からは,算数への意欲や学力の向上は望めない。苦手意識を助長してしまうこともあるだろう。
しかし,「協働的な学び」を取り入れた学び合いの授業を実践していくと,疑問を自由に質問したり,一人一人が考えを伝えたりしながら,互いに考えを交流し合い,主体的に理解しようという意識が高まる。友達の考えをつないでいこうという習慣が身に付くことで,算数の学び方がわかり,苦手な子供は算数が好きになり,得意な子供はさらにわかりやすい説明をしたがるようになるなどの意欲が高まってきた。
さらに,学び合いでは,教えてもらう場面も多く,「○○さんに聞いてわかった。」という意識が高まり,互いに学び合うことのよさを実感するようになる。そうすると,互いに助け合うという気持ちが芽生え,関わり合うことのよさや友達のよさを感じることができるようになる。クラスの子供同士の人間関係がとてもよくなり,クラスの結びつきが強くなっていく。子供一人一人が意欲的に学び合うことで,みんなで伸びようというよい雰囲気が生まれ,子供たちがどんどん変わっていくことが実感できるようになった。今回の実践では,短時間ではあるが自力解決の場を設けることにより,一人一人が自分なりの考えをもって話し合うことで,さらにグループや全体での学び合いが活発になってきた。
このような学び合いの授業を実践していくと,疑問を自由に質問したり,考えを伝えたりしながら,互いに考えを交流し合い主体的に理解しようという意識が高まってくる。友達の考えをつないでいこうという習慣が身に付くことで,算数の学び方がわかり,意欲がさらに向上していき,子供もクラスも変わっていく姿が実感できる。今後も,思考力・表現力を身に付け,学力を向上させる学び合いを展開していきたい。
(ここまで)
基本的に、子どもたちは学び合いの授業が大好きです。説明したり、聴いたりすることも好きです算数が苦手な子どもはいますが、嫌いな子どもはいません。
学び合いは単なる学力の向上ということだけでなく、時代が求める教育の在り方だと考えています。
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