2016年10月31日月曜日

石田教授を迎えての勉強会!

横浜国立大学の石田淳一教授のご指導と講話があります。約半年ぶりの講話に、今からワクワクしています。

来年度の公開研に向けて、本格的なスタートになることを期待しています。


平成28年11月4日(金)

2時間目  低学年一巡

3時間目  高学年一巡

4時間目 2年国語

5時間目 算数4年


 ①提案授業についてのご指導
 ②学び合いについての講義・演習

置算研勉強会

懇親会



2016年10月23日日曜日

N先生の指導案で台形の面積/必要感のある学び合い(探求型学習)

市内小学校のN先生が公開授業をするとあって、台形の面積の授業について話し合いました。
N先生は、市内でも学び合いの授業推進派で、石田教授のセミナーや公開研に積極的に参加されている先生です。



1 問題提示(方眼にかいた台形)
提示しただけで、反応があるまで黙っています。それは、自ら気づきを言わせるためです。しかも、ほぼ全員挙手できない場合は相談させます。台形であることは容易に出ました。さらに、面積を求めることや、方法まで出されました。
学び合いの授業では、「気づき」「めあて」「見通し」という学習の流れを基本としつつも、気づきが見通しになる場合もあります。

2見通し

さて、台形の求積の方法は、いろいろあります。

○移動法・・・・等積変形
○倍割法・・・・倍積変形(これが一番公式化しやすい)
○分割法・・・・既習の図形に切り、それぞれの面積を求める。

今回の授業でも、この3つの方法が出されました。ネーミングのよさですね。

それぞれの方法を、黒板の前で説明させます。(ん?これでは答えを言っているようなものじゃないの?と思う人もいるでしょう。そんなことはありません。子どもたちは、説明を聴くことによっていろいろと考えを深めています。


3 プチ自力解決(3、4分程度)
グループ学習に入る前に、考えを持たせることもあります。普通の課題解決型の授業では、この自力解決に時間をかけますが、考えが持てない子どもにとっては辛い時間になります。ですから、本の数分間だけの自力解決をしました。もちろん、わからない人は友達にヒントをもらってもいいということです。




4 グループ学習
見通しで出なかった方法で考えているグループがありました。左側に三角形をつけたして、平行四辺形に直しています。(Eチーム)

4年生のときに学習したL字型図形の求積で、あると見て引く方法を覚えている人がたくさんいましたので、「あると見て法」というネーミングになりました。

5 全体の学び合い
全部のグループの考えを一つ一つ発表させません。グループ学習で十分に考えを話し合っているし、黒板に貼ったあと他のグループと学び合っているからです。全部のグループが終わったら、全体の学び合いですが、子どもたちの疑問や意見を中心に進めます。


本時では公式化まではしないで、2時間扱いにしてみました。いろいろな方法について、それぞれの考えのよさを感じさせることができました。三角形や平行四辺形などの求積方法という既習をもとにして、台形でも同じ方法でできるということがわかりました。

よく、
「グループ学習は、自分の考えをつぶされる。」
とか、
「人の考えを聴くだけでは、考える力が身につかない」
という人がいらっしゃいます。

しかし、板書を見てのとおり、多様な考えが出されています。さらに、グループ内はもちろん、グループ同士の交流も見られるなど、自然と学び合いがなされています。まさに必要感のある学び合いです。必要感のある学び合いは、山形県が推奨している「探求型学習」の学びそのものです。





2016年10月17日月曜日

三角形の面積は、「移動法」と「倍割法」で公式化

三角形の面積を求める授業で冒険してしまいました。

めあてを「三角形の面積の公式は、底辺×高さ÷2であることを説明しよう」


つまり、公式を説明することをねらいとしました。そのために、底辺と高さということを教えました。




移動して正方形にする方法「移動法」や、直角三角形をつけたして長方形にし2で割る「倍割法」が出されました。(それを説明しているKくん)






結局、面積までは各グループで求めることができましたが、公式化というところまでは達しておらず、全体の学び合いで6って何?4って何?÷2って?という問いに対して言葉に直すことで公式化することができました。

今回の授業では、公式を説明させる流れにしたのですが、日常の授業が面積の求め方を説明するということに慣れているので、その流れになっていました。(当たり前ですが・・)まだまだ公式化へのつながりが弱いことを感じました。このことから、公式化というのはめあて意識というよりも、面積を求めた後で、「公式化したい」「どうすればはかせどんでできるのか」という発想を導き出して,学び合うことが思考の流れとしてうまくいくのでしょうね。

学び合いのレベルが高まってくると、公式化をめあてにして公式を説明することも容易になってくるとは思いますが、子供たちの思考や思いを第一にとらえてみる必要があります。今回の「公式を説明させる」と言う取り組みが、いろいろなことを教えてくれました。今後も、いろいろなチャレンジをしていきたいと思います。

2016年10月10日月曜日

「鳥肌が立った」勉強会

石川県先進校のビデオを視聴しての勉強会。参会者からは、低学年の授業を見て「鳥肌が立った」という感想の方もいらっしゃいました。


確かにすごい授業です。
先生は、指名したり頷いたりするだけです。自ら学ぶとはこのことですね。

充実した勉強会になりました。参会者の皆さん、ありがとうございました。

2016年9月25日日曜日

本時のねらいを焦点化した話し合いに (3年生の学び合いより)

 空き時間を利用して、他のクラスの授業を見せていただいています。授業を見せていただきながら、その授業のよさや課題などを職場で共有してもらうために、「授業力アップ担任力アップ」という通信を発行しています。その中から紹介します。

3年(Y先生の授業)

<問題>
35人の子どもが長いす1きゃくに4人ずつすわっていきます。みんなすわるには、長いすが何きゃくいりますが。


【気付き】・35÷4です。(いいです)・35人の子供がいます。・4人ずつすわります。・長いすが何きゃくいるかです。
○最初は、問題文に書いてあることを確認する程度でも、気付きとして言わせる。(発言意欲)
○初めから式が出されているということ。 ⇒ 子供たちの意識は、わり算であることはわかっている。この場合、めあてをどうすればよいのかを考えたい。(本時のねらい)
○気付きの板書をしっかりノートに写しているが、ここはノートに書かず考える時間としてとらえたい。
【見通し】
 ○グループで話し合う場合にも、自分で考える時間を確保したい。自分の考えをグループで伝え合えるようにする。
 ○見通しで考える足場とすることを考えると、図示や立式も見通し 
と考えてもよいのではないか。つまり、35÷4の答えを確認し、 
あまりの処理をどうするのかという焦点化を図る。
【グループ学習】
 ○35÷4の説明も大事だが、あまりのあるわり算の仕方は既習な 
ので、ここはあまりをどう考えるかということに焦点化した話し 
合いになるようにしたい。
○完璧に終わらないと黒板にはりたく ないという子どもの意識は 
大切であるが、書いてない所は言葉で説明していいという指示を与

えておけば、効率的に全体の話し合いに入ることができる。



【全体の学び合い】
 ○後ろの子供たちを黒板の前に座らせることにより、集中して話を聴
けるようにする。(写真)
 ○全部のホワイトボードを終わった順に貼ると、情報量が多く集中し
てえられない子どもがいる。⇒ 考え方別に分類する、代表的なも 
のだけを提示する、など。この授業では、説明する時にボードを持
つことで、集中して見ることができた。(写真)※特に下学年では 
集中して見せるようにしたい。
 ○35÷4=8あまり3になることの説明をさせると、あまりをどう 
するかということに焦点化されない。8脚必要だけれど、3人すわ
る1脚が必要だから8+1という点を話し合いの中心にする。









<学んだこと>
○グループ学習を始めたばかりであるが、それぞれのグループがしっかりと考えをまとめていた。
○全体の学び合いの時に、考えを集中して聴かせるために前に集めたり、ホワイトボードを持ったりという工夫が見られた。
○話し合う内容の焦点化をすると、効率的な話し合いができる


最後に注目!
グループ学習は面倒で時間がかかると思っている方も多いと思いますが、やってみるといろいろなよさが見えてきます。子供たちもグループ学習が大好きです。ちなみにY先生は、1枚200円で自前のマイボードを買いました。
 ※マイボードの利点;全教科で使える。転勤しても持って行ける。愛着がわく。



2016年9月19日月曜日

同じ考えのグループで補い合うことで説明が可能になる





5年算数  通分

異分母分数の大きさを比べることを通して、通分を教える授業です。

気付きでは、「どっちが大きいか比べられない、比べられないのは分母が違うからだ」というところまで意見が出ました。見通しでは、「分母を同じ数にすればよい。」という意見から、「分母と分子に同じ数をかけても大きさは変わらない。」という既習内容を想起してのグループ学習へ。

ホワイトボードには、2通りの考え方が見られ、子供たちでグループに分けていました。分母と分子を2倍、3倍、4倍・・・とかけて書き並べる方法と、いきなり公倍数を見つけて分母にする方法。

黒板の前では、すでに学び合いが始まっています。ある子どもが他のグループのやり方について疑問をもち、それを一生懸命に説明する姿が見られました。時間がもっとあれば、しばらく静観しておき、自分たちで解決するのを待ちたかったのですが、45分という授業時間があるので、黒板の前でのやりとりを全体の学び合いで話題にしました。


すべてのグループが発表するというのがいいとは思いますが、ここは効率的に考え別に発表させました。書き並べる方法については、全員が納得しました。では、なぜ最小公倍数なのかという点です。子どもたちは、なかなかうまく表現できずにいました。



ところが、Dチームは、2つの分母を同じ数にするためという理由が書いてあり、公倍数を見つけるよさを感じました。



考えを段階的にグループ化し、そのグループの中からそれぞれのよさを見つけながら話し合うことで、よりよい説明が可能になりました。

2016年9月1日木曜日

教師の意図しないところで白熱!

5年整数の授業。

長方形のタイルを敷き詰め、最小の正方形を作るには、一辺を何㎝にするかという定番の問題です。




全部のチームが、最小公倍数に気づきましたが、なぜそれが正方形の一辺になるかの説明がなされていません。最小公倍数の求め方は既習なので、そのことを説明する必要はありません。

グループ学習に入る前に、なぜ一辺が最小公倍数になるかを説明しよう!と問いかければよかったのかと思いました。教科書にはありませんが、説明をきちんとノートに書かせました。説明させるって、なかなか難しいですね。家庭学習などにも取り入れながら、説明力・活用力を身につけさせたいです。


ところで、子どもたちが白熱したのは説明ではなく、その正方形にはタイルが何枚必要かということでした。

黒板の前に自然に集まり、自然な学び合いになっていました。

24×24=576枚というチームにたいして、4×3=12枚のチームの男子が説明しに歩いていました。身体でひたむきに説明する姿が印象的でした。アクティブです!


説明するという力も大事ですが、子どもたちは枚数の求め方に関心が高まりました。

教師が仕掛けたところとは違うところで白熱したという事例です。子どもの興味関心や思考の流れを事前にしっかりと予測できるようにしなければなりませんね(^^;;