5年算数 通分
異分母分数の大きさを比べることを通して、通分を教える授業です。
気付きでは、「どっちが大きいか比べられない、比べられないのは分母が違うからだ」というところまで意見が出ました。見通しでは、「分母を同じ数にすればよい。」という意見から、「分母と分子に同じ数をかけても大きさは変わらない。」という既習内容を想起してのグループ学習へ。
ホワイトボードには、2通りの考え方が見られ、子供たちでグループに分けていました。分母と分子を2倍、3倍、4倍・・・とかけて書き並べる方法と、いきなり公倍数を見つけて分母にする方法。
黒板の前では、すでに学び合いが始まっています。ある子どもが他のグループのやり方について疑問をもち、それを一生懸命に説明する姿が見られました。時間がもっとあれば、しばらく静観しておき、自分たちで解決するのを待ちたかったのですが、45分という授業時間があるので、黒板の前でのやりとりを全体の学び合いで話題にしました。
すべてのグループが発表するというのがいいとは思いますが、ここは効率的に考え別に発表させました。書き並べる方法については、全員が納得しました。では、なぜ最小公倍数なのかという点です。子どもたちは、なかなかうまく表現できずにいました。
ところが、Dチームは、2つの分母を同じ数にするためという理由が書いてあり、公倍数を見つけるよさを感じました。
考えを段階的にグループ化し、そのグループの中からそれぞれのよさを見つけながら話し合うことで、よりよい説明が可能になりました。
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