2012年9月27日木曜日

公開授業「L字型図形の求積」

今日は、市の算数数学部会の研修会としての公開授業がありました。L字型図形の求積です。文科省指導書によれば、求め方をきちんと説明させる力をつけるという内容でした。


今回の授業は、気づきから課題意識を持たせながら、みんなで足場をつくるという授業を提案したいと思いました。参会者の先生方は、「考える足場」という指導法を知らない方がいらっしゃいましたので説明しましたが、初めて見た方にはちょっと理解できないこともあったかと思います。

リラックスムードで授業開始!L字型図形を見せると、いろいろな気づきがありました。
「数字がいっぱいある。」
「長方形が2つある。」
「面積を出してみたい。」
「紙を折れば出せるかな。」
「折らなくても、線を引けばわかりそう。」・・・・・
などなどいろいろな気づきが出されました。

見通しでは、縦や横に切って2つの長方形にする方法や、あるとみて引く方法が出されました。

 一つの方法をみんなで全体解決し、いよいよ自分の方法で挑戦!全体で解決した方法を足場にしながら、グループで学び合いました。

子供同士の学び合いでは、わかった子供がわからない子供に説明する姿が見られました。自分なりの方法で、説明することができました。

事後研究では、いろいろな意見をいただきました。小学校の先生からは、足場があることによって苦手な子供も安心して取り組めるとか、説明する力がつく授業だという肯定的な意見でした。

しかし、中学校の先生からは、もっと数学的なよさが味わえるような展開はどうかとか、型にあてはめた説明は必要なのかなどという意見がありました。

中学校は、まず問題を確実に解けるようにするということを重視していることがわかりました。

しかし、小学校では、考え方を説明する力問われています。これからも、相手にわかるように説明することをめあてにして取り組んでいきたいと思いました。

このような授業をしていくうちに、「説明するのが楽しい!」と感じる子供が増えてきました。相手意識を持って、わかるように説明することを身に付ければ、他教科でもこの力が発揮されていくはずです。                          
10月と11月の公開研に向けての課題も見えてきました。さらに、パワーアップした授業を公開していきたいと思います。授業を参観し、貴重なご意見をいただきましてありがとうございました。



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