本日、南陽市で教職員の研究発表会があり、10数名の教職員による発表会が行われました。私も算数で実践発表することになっていました。
発表内容は、「足場」の実践です。平成19年度、横浜国大の石田先生の講演を聞いてから、3,4年間での足場の授業実践を発表しました。
夏休み、米沢での実践発表、2学期には本校で研修会の機会をいただいての発表、そして今回の発表ということで、少しずつ発表することには慣れてきましたが、先生方の前ということでやはり緊張していました。
平成19年からの実践ということで、指導案を中心に説明しました。自分でも、授業研ごとに「足場」の考え方が少しずつ理解できたような気がしています。
振り返ると、石田先生の話を聴いてから、「教え込みでないのかな?」、「既習事項を想起させるのと何が違うのか?」、「見通しと足場ってどういう違いがあるのか?」、「どういうのを足場っていうのか?」などなど、いろいろな疑問を持ったことを思い出しました。
今日、発表後に2,3質問していただきましたが、まさにその質問が自分にとっての疑問でもありました。しかし、今までの授業とは考え方が根本から違う新しい授業であると思い、さっそくネットで石田先生の著書を購入して、自分なりに実践してみました。
ところが、だれも近くで実践者がおらず、足場の授業をやろうとしても、本当にこれでよいのかが分からずにいました。
同じ年の研修会で、青森県長者小学校の先生による師範授業を参観しました。石田先生ご指導の学校ということで、興味深く拝見させていただきました。まず、指導案から伝わるものを感じました。L字型図形の面積を求めるのに、L字型に並んだシールの数を求める方法を足場としていました。足場とは、こういうものだなと実感しました。アイディアまで足場になるということを学びました。
「いつかこんな授業をしてみたい。」
そう思っていたら、今年度4年生を担任することができ、実現しました。しかも、校内の研修会でみなさんに見ていたこと、とてもうれしく思いました。
石田先生にも、メールで質問したり、指導案を送ってご指導いただいたりするうちに、なんと自分の学校に来てくださるという話になり、2年前実現しました。その夜、一献交わしながらいろいろな話を聴くことができました。
たとえば、主問題1でまだまだわからないときは、主問題2も全体解決して、確実に一人一人に自力解決させることとか・・。
19年に町研算数部会で授業をしました。また、翌年には石田先生に校内研修会でご指導いただきました。21年度は、西置賜現職算数数学部会で授業をしました。学校研究としても、足場を研究することができました。22年度、本校へ赴任して、ここでも授業を公開し、研修会を開かせていただきました。米沢の算数研究会によばれ、発表してきました。発表する中でもいろいろと自分の勉強になりました。(今日の、発表会でも準備の段階から学びがありました)来週は、東北大会での発表を控えています。
このように、足場の授業で子供たちに力をつけたい、足場のしっかりとした授業を確立したいと強く思って行動に移せば、いろいろな人やチャンスがやってくるのだなと実感しました。
今回の発表会で、少しでも足場の考えが広まることを期待いたします。もし、実践してみての疑問や感想、成果や課題などありましたら、ここに書き込んでいただければありがたいです。(コメントでも結構ですよ)
私のメールアドレスにご一報くだされば、書き込みの招待メールを送ります。100人ぐらいの先生方で、情報交換していきたいなと考えています。よろしくお願いいたします。
vaio0819@ybb.ne.jp(たいち) まで
0 件のコメント:
コメントを投稿