2014年11月29日土曜日

協同学習の前に自分の考えを持たせる工夫(場合の数)

協同学習の研修会でよく話題になるのが、自分の考えを持たずに友達の考えを聞いてしか考えを持てないことになるのではということです。

確かに苦手な子供は、グループで得意な子供の考えを聞くだけということも多いと思います。しかし、友達の考えを聞くことによって自分の考えが持てるようになった事例をいくつも見てきました。

しかし、いつでも人の考えを聞かないと自分の考えを持てないというのは、新たな問題に対応できなくしてしまうことも否めません。

そこで、この単元では、短時間でも自分の考えを確認する時間を設定するという試みをしてみました。この時間を増やした分、学び合いの時間を効率的に行わなければなりません。また、この時間は、自力解決とまではいなかくても、自分の考えを整理するという時間ともとらえ、自分の考えを友達の考えを比べられるようにするということもでもあるのです。


□人で走る順番を決めます。順番の決め方は何通りあるか。
という学習問題です。

めあては、「重なりや落ちがないように調べる方法を説明しよう」

見通しを元に、3分間のthinking time!その後、5分間のチーム学習。いつもより話し合いが活発になっています。みんな自分なりの考えを持って臨んだからでしょう。


樹形図で考える方法のチーム。
Aを書くのが少なくて済むことや、重なりや落ちがないというよさも語られました。


全部書く方法。大変だけど、見やすいというよさが出ました。樹形図よりも、こちらのやり方が多かったようです。


どちらの考えも、Aを先頭にした場合を考えると、BもCもDも先頭に来た時は同じ数になるから、4倍すればよいということを学びました。

しかし、 6通り×4人(人数)という式の捉え方をしたチームがありました、ここは子供たちから質問や意見が出なかったので、こちらから
「6×4の4って人数ですか?」という問いを出してみたところ、子供たちはパターンが4つあるから4倍しているんだということに気付きました。


下のチームは、誤答の例です。
どちらも落ちがあったので、少なくなってしまったわけです。このチームも、他のチームが6通りあるということで、落ちがあったことに気付きました。さらに、4倍する意味も理解できました。


 
今回は、プチ自力解決(thinking time)を設定してみましたが、友達の考えと比べたり、それぞれのよさを感じたりと、自分の考えを持つことのよさが見られました。この単元を通して実践してみたいと思います。
 
来週水曜日(4教時目)は、授業研として公開いたします。他校の先生方も、ぜひご覧ください。
 
 
 
 
 

2014年11月26日水曜日

協同的な学習のよさ

 

比の学習の1教時目。

ミルク2カップ(200ml)、コーヒー3カップ(300ml)のミルクコーヒーと同じ味のミルクコーヒーを作るのに、ミルクを4カップにすると、コーヒーは何カップ必要か?という問題。

見通しで、算数が得意な子供が1カップずつ増やすという考え(誤答)を説明すると、クラス全員がその考えになりました。
このままグループ学習に入ると、全部のグループが誤答になってしまうことが予想されたので、さらに全員に考えさせました。
 
T:ミルク2カップとコーヒー3カップと同じ味のものを2つ用意して混ぜるとどんな味になるだろう。
 
と問うと、
 
C:同じ味どうしだから同じ味になるに決まってるよ。
 
と全員。そこで、1カップずつ入れるとよいという考えは、違うのではないかという空気になりました。
 
そのままグループ学習へ突入。(下の写真)
 
 



 
各チーム、すべて考えが変わり、いろいろな表現の違いはあれ、すべて正答になりました。敢えて誤答を出して学び合いをさせることもよいのですが、見通しで相談させながら修正し、考えをつないでいくという協同学習のよさが出た授業でした。
 
 
 
 

2014年9月26日金曜日

学び合い勉強会の日程

朝晩、だいぶ肌寒くなってきましたね。

さて、本校に石田先生がおいでになり、授業のご指導と勉強会をしていただくことになりました。
日程は、以下の通りです。

10:50~11:35  1年「くらべかた」
11:40~12:25  3年「□を使った式」
13:45~14:30  3年「□を使った式」

16:30~      授業者へのご指導

18:00~19:00学び合い勉強会(第1理科室) 



 授業参観、勉強会には、どなたでも参加できます。参加ご希望の方は、ブログ表題のアドレスまでご連絡ください。


2014年9月1日月曜日

学び合いがスムーズに進む危険性


 
速さの問題。
「ひかりとやまびこ、どちらが速いか」
という速さを求める問題です。
 
前時に、1単位時間あたりの距離と1単位長さあたりの時間という2通りの考え方で、速さを比べることを学習しました。
 
本時では、比べるだけでなくどちらが速さとしてわかりやすいかという意味を考えることがポイント。
どのチームも、
 
道のり÷時間=1時間あたりに進む道のり
 
として、時間を単位時間にそろえるという見通しを持ちました。数直線で説明するというチームもあり、自由にグループ学習をしたところ、どのチームも同じ式になりました。
 
「時間をそろえるから 552÷3 と348÷2で比べる」
 
という考え方。1時間あたりの道のりを求めているわけですね。
 
しかし、ここに落とし穴。この式が本当に道のりを時間でわると単位時間あたりの道のりが求められるということを実感している児童が何人いるのだろう。数直線図で説明しているチームもあったが、苦手な児童は何をしているのか理解できないのではないだろうか。スムーズに質問もなく進んだ授業でしたが、単に大きい数を小さい数で計算するという3年生からずっと学習してきた習慣と計算のしやすさからこの式をとらえている児童がいるだとろうと思いました。
 
全体の学び合いでは、ダメ押しで本当にこれでよいのかを確認しましたが、この数値がどっちも小数や分数、または数学では文字になっても、
 
道のり÷時間=1時間あたりに進む道のり
 
という立式ができるのだろうかと疑問に思いました。たとえば、
「24時間で3㎞走る」
という問題を見ると、すぐに24÷3=8 1時間あたり8km進むという式と答えを出してしまう児童がたくさんいるのでは???
 
チーム学習では、
「この式でよい理由は?」
「この式でよいわけを説明できる?」
「どうしてこの式でいいの?」
「ほかの数でもそう言えるの?」
 
このようなことにこだわって学び合いができる子供を育てなけれなならない。
 
そのためには、教師から日常的にこのような問いかけをしていくことでしょうね。
 
 
 
 
 
 
 
 

2014年8月27日水曜日

いよいよ2学期スタート!

全国で、豪雨による被害が相次いでいます。亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りいたします。

さて、いよいよ二学期。久しぶりに学び合いの授業をしましたが、意外にもチーム学習の仕方が活発でした。
速さの単元です。5年の割合では、たたみと子供の数から、どの部屋が一番混んでいるかという学習課題で授業をしましたが、それと同じ展開です。

どちらかの数を揃えれば、どちらが速いかがわかるという気付きから、1分当たりの道のりか、1km当たりの時間かで比べることができるという見通しから、チーム学習を始めました。
予想どおり、1分当たりの道のりで比べるチームが多くなりました。この考えが速さにつながります。

単位量当たりの学習を足場として与えようかとも考えましたが、今の6年生であれば、十分に気付きから考えをつないでいけるど思い、日常の学び合いのスタイルで行いました。

夏休み明けとは言え、意欲的な学び合いになりました。二学期は、学力充実目指し、より高い学び合いをさせていきたいと思います。

2014年8月16日土曜日

10月1日(水)石田先生との勉強会

 東北の夏休みは、お盆が過ぎるとそろそろ終わりという感じですが、いかがお過ごしでしょうか。

 今年の夏は、足の指の手術と教員免許更新講習により、自転車の旅はおあずけとなってしまいました。(残念・・・)

 さて、横浜国大の石田先生が、10月1日(水)に長井市立伊佐沢小学校にご指導にいらっしゃいます。その後、米沢市で勉強会を行います。夕方になると思いますが、詳細な時間は追ってお知らせいたします。場所は、米沢市立西部小学校にしたいと思っています。置賜地区の先生方はもちろん、山形市のM先生も、ぜひご参加ください。

問い合わせは、表題にありますアドレスまで!

2014年8月5日火曜日

学び合いが好きな子どもに(アンケートより)

連日の猛暑ですね。体調を崩さずに頑張りましょう!

さて、7月に全校児童を対象に、算数のアンケートを行いました。その中の一部です。

(1)ペアで話し合うことは好きですが。
 
 好き 55%  少し好き 36%  少しきらい 6%  きらい 3%

(2)グループで話し合いことは好きですか。
 好き 74%  少し好き 18%  少しきらい 6%  きらい 3%

(3)全体で話し合うことは好きですか。
 好き 52%  少し好き 21%  少しきらい 15% きらい 12% 


春から(一部の子どもは去年から)学び合いの授業をしているので、グループ学習が日常化しています。そのせいか、グループでの学び合いが好きだという子どもの割合が高くなっています。

昨年度のアンケートでは、全体の学び合いが好きだという子どもがかなり少なかったのですが、今年は、少し好きを含めると7割以上が好きだということがわかります。グループは好きだけれど、全体では自信がないので好きじゃないという傾向が見られましたが、今年はやや解消したようです。しかし、きらいと答えた人が12%になっています。

きらいな理由は、やはり、
「自信がない」
「間違うのが嫌だ」
「何を言えばよいか考えが浮かばない」
ということでした。

この子どもたちが、全体の場で自然に考えをつなげるようにしなければなりません。
まずは、気づきや見通しの場面で、相談タイムの後に全員挙手をさせたときに、答えられるようにしようと思います。