価値語を教えた日、スキー教室のインストラクターに感謝の手紙を書くことになりました。
総合学習や社会科見学などで、お世話になったゲストティーチャーなどへ感謝の手紙を書くことがありますね。いつもなら
「手紙書くからね」
とだけ言って、短時間に書かせていた。時間内に書けなかった子どもには、
「家で書いてきて」
などと、簡単に書かせていました。普通に感謝の気持ちを込めて書けるからです。しかし、価値語を教えた後だったので、チャンスとばかりに道徳的な授業をしました。
感謝の手紙はなぜ書くのか
自分にとってどんな意味があるのか
4年生には少しレベルの高い発問でした・・・でも、一所懸命に考えていました。そしたら、
「自分の成長にプラスになる」
「自然にありがとうが言えるようになる」
「ほめほめ言葉が増える」
「できるようになったことを伝えられる」
などなど、いろいろな考えが出されました。さらには、
「感謝の言葉を伝えると、ちくちく言葉がだんだん減っていく」
「人の気持ちがわかるようになる」
それで、
「つまり、よい自分になる」
というしめくくり。驚きました。4年生でも十分にわかりました。こちらから教えることなく、考えていたんだなと実感しました。今までは、考えてはいたものの、それを言葉にする機会がなかっただけなのかもしれない、そう思いました。
子供どもたちの心は、いつの間にか見えないところで成長していました。こういう価値を引き出してやるのが教師の役割なんですね。
手紙には、自分たちでつくった価値語を使っている人がたくさんいました。
「自分はスキーでレベルアップしました」
「ころんで泣いていたけど、それが自分を成長させてくれました」
などなど。4年生の子供たち、素晴らしい心をもっています!
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