2016年2月13日土曜日

価値語でレベルアップ!

 算数の学び合いも定着してきました。子どもたちは、チームでの学び合いも大好きになりました。よさを感じているようです。1月の学力テストでも成果が見られました。

しかし、何かが足りない!と日々の授業で感じていました。何だろう。

と感じていた時、菊池省三先生の実践と出会いました。世界一受けたい授業やプロフェッショナル仕事の流儀に出演していた菊池先生の姿から、オーラを感じました。(ちょっとオーバー)
「あ〜、これだ!」
と思い、いてもたってもいられず、神奈川県川崎セミナーに参加してきました。菊池先生にはとてもフレンドリー
に接していただきました。はるばる行ってよかった!

学び合いを実践研究していて気づいたことは、子どもたちがどんどん学習に積極的になっていくということ。算数日記などでもそれがわかります。学力も確実に上がります。いろいろな場で自分の授業を見ていただき、いろいろな学校でも実践発表をさせていただきました。

しかし、それ以上に伸ばすにはどうすればよいのか、自分の考えを一人一人が認め合い、自信をもって発言するにはどうすればよいのか、さらによい自分を求めようにするにはどうするか、などなど、たくさんのモヤモヤがありました。

答えは菊池学級にありました。子ども同士の信頼の上に立った人間関係や仲間と一緒に伸びようとする意欲、さらに教師とのよりよい信頼関係。

ほめほめタイムを前から実践していますが、菊池先生にはから少しずつ価値付けしていくことというご指導をいただきました。価値付けには、価値語が必要です。でも、押しつけの価値語では、いつもと同じ。

そこで、子どもたちの作文から価値語を見つけ出すことにしました。

今までの日記や作文指導では、誤字脱字の指摘、字をきれいに!などという教師でなくても言えることなど、振り返ると、作文が嫌いになっていくようなコメントを書いていたような気がします。

まずは褒める内容に赤線を引いて、丸をつけてよさをコメントしました。さらに、価値のある言葉や文を見つけて価値付けしました。どうしてその言葉に価値があるのかを褒めながら書いていると、赤ペンのページが1ページを超えていました。(全員に書くのに半日以上費やしました)

子どもたちの作文から見つけた価値語です。

子どもたちは、自然に価値語を使っていました。(今までなんで気づかなかったんだろう)などと思いながら、改めて子どどもたちは、伸びよう伸びようとしていることを感じました。しかし、教師が価値付けし、さらにそれを広く認め合うことができれば、さらに伸ばすことにつながるでしょう。

クラスに掲示している「ほめほめ言葉」と一緒に「価値語」を増やしていきたいです。でも、掲示しただけではダメですね。教師が価値付け、意味付けをしていかなければならないと思います。それには、子ども同士のよさの認め合いを大切だと思います。

このような取り組みが、意欲的な学び合いや学力向上、そして子どもたちの自己実現につなげていきたいと思います。


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