2015年10月14日水曜日

個別指導「あまりを考える問題からわり算の意味を捉える」

沖郷内山です

個別指導記録です。

普段は特別支援で6年生に教えていますが、
週に何度かは、個別にくる子たちに算数を教えています。
今回は3年生のわり算です。
授業終了後の板書です。
黄色い字はつぶやきを拾いました。



問題文からわり算の式になることを理解できるようになりました。大成長!

「なんで、その式になるのかな?」と、聞いたところ、
「これじゃないと割れないから。」と答えました。
つまり、3÷18では割れないことが言いたいようです。
まだ、わり算の意味が十分でないようです。

それならば・・・と、急遽、問題3をしてみたいと思い立ちました。
個別学習ならではの、急な予定変更です。
答えは九九から出せることが直感的(経験的?)に分かったようですが、
立式したあとブロックで出したいという意思を尊重しました。
もちろん次の問題3につなげることが目的です。



まずは、問題2。

これも前回に習った、「あまりを考える問題」です。
「黒板にブロックを張って考えたい。」とのことでしたが、
問題1と比較したかったので同じく、机の上でブロック操作をしてもらいました。




そして、問題3。

最初数を隠し、何算になりそうか聞いてみました。
「わり算」と答えたので、理由を聞くと、
「前の問題と似ているから。」と答えてくれました。
わり算の意味指導が徐々に落ちていることを感じてうれしくなります。

しかし、立式は18÷3。
そこで、いすの大きさを考えさせると、「とっても長そう。」とのこと。
理解している!

しかし、「18で割る」ことの理解はまだまだ不十分だと感じました。
これからの課題です。

今後もたくさんの問題場面を通して
わり算の意味理解を深めていきたいと考えています。
(本当はかけ算の意味理解をしたいところですが、本学級との進度を考慮して・・・)

蛇足 実は、問題1を見て、最初につぶやいたのは「3の段?」なんです。
   そこをつっこめば、もっと違った展開が見られたかもしれません。。。
   児童の思考に合わせるのって難しいです。


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