2013年11月6日水曜日

石川県の小学校に学ぶ①小松市立第一小学校


 先日、石川県の3つの小学校の授業を見る機会をいただきました。どの学校も、お馴染みの石田淳一先生がご指導している学校です。3日間で、15の授業を参観させていただき、写真やビデオを撮らせていただきました。どの授業も、石田先生の“学び合い”の考えを取り入れたものばかりでした。15の授業のうち、公開授業が1つと、私(田井地)が授業させていただいたものが1つ含まれています。
 まず、初日午前中に見せていただいた第一小学校の授業実践です。


10月16日(水)小松市立第一小学校◎すばらしい!○なるほど ●課題)

<1校時 3年3組「三角形」>

 2つの円を交わらせ、交点と2つの中心を結ぶ直線を引き、半径を利用して二等辺三角形をかき、気づいたことを話し合う授業でした。

○提示に対する反応が、積極的であった。

●すべてのグループが発表していたが、同じ考えのグループは発表してなくてもよいのではと思った。

【全体の学び合いの効率性】

 

<2校時 2年1組「3のだんをつくろう」>

◎3人ずつ乗っているコーヒーカップの絵を見せただけで、「3人乗っています」「4台あります」「3人の4つ分です」「式を言えます」という活発な意見が飛び交う。(気づき)

◎相談タイムの後、子どもたちから「そろそろ発表しませんか?」という発言。これには驚きました!

 

<3校時 1年4組「たしざんのしかたをかんがえよう」>

◎青色8台、赤3台の車の絵を見せただけで、反応がどんどん出る。絵を見せただけでの気づきがすばらしい。

◎立式までを自分たちで行い、確かめも自分たちでできている。1年生でここまできるんだ!(驚)

○数字を替えて何度も言わせる。「10のまとまりをつくるために3を2と1にえわける。8に2をたして10。10と1で11」(確実な定着)

○自力解決時も1つ1つ確認しながら進めている。

 

<4校時 3年1組「三角形」(1校時と同じ授業内容)>

○意見につまった時、「助けます!」という反応。

◎「くわしく言います」「説明できます」「もう一度言います」という、つなぐ言葉もたくさん出すことができる。

○前に出て説明する時、「前に出ます」「お願いします(全員)」リズミカルな授業展開。

○「~ですよね!」「はい(全員)」互いのやり取りもテンポよく進み、全員理解につながっている。

 

低学年の伸びがすばらしい!と石田先生もおっしゃっていました。【学び合いは、低学年から始まっている】

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