とてもよい評価を得られて、自信がつきました。
そんな時、自分の学校の研究を振り返ったら、仮説1に「自分の考えを持つ」という表現があり、足場の授業がぴったりであることに気が付きました。
またまた運よく、研究主任をしていた私は、学校研究に足場を取り入れることを提案しました。先生方は快くOK!
「よし、これでみんなで深めることができる!」
平成20年度から、自分の学校で「足場」を取り入れる研究が始まりました。
最初の授業は、当然自分がやりました。足場の授業を認識してもらうためです。その年、赴任された先生もいたので、自分なりに足場の授業を見てもらいました。
6年の「倍数と約数」という単元です。
たて18㎝、横12㎝の方眼紙を、できるだけ大きな同じ大きさの正方形に分けるという授業。
おわかりの通り、最大公約数を利用する問題ですね。
さて、足場をみなさんなら何にしますか???
自分が考えたのは、18㎝(12㎝)のテープを同じ長さに分けるには、どうすればよいかということを足場にしてみました。
ちょっと考えれば、もう答えを言っているようなもの!
でも、子どもたちは考えています。問題と足場を行ったり来たりしてるうちに、公約数という言葉にたどりつきました。時間もさほどかかりません。
となると、最大公約数という考えが出るのは、時間の問題。
「課題解決型の授業だと、かなりの支援を要するな・・・」
事後研でも、足場の有効性が評価されました。
しかし、まだまだ先生方の中には、今までの既習事項をくわしく振り返るのと何がちがうのか??という疑問をお持ちの方もいらっしゃいました。
既習事項を振り返るのと、足場をつくるのとは、根本的に違います。実践を積めば、わかると思います。
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