2017年3月11日土曜日

アクティブ・ラーニングを実現する視点1<問題提示の工夫>

算数指導において、アクティブ・ターニングを実現する視点が石田教授の書籍に載っていましたので、簡単にまとめてみました。(校内の「授業力アップだより」でも紹介しました)

       ☞ 「学び合いの算数授業 アクティブ・ラーニング」石田淳一(明治図書) 参照


視点1<問題提示の工夫>(既習をもとにして「気づき」を出し合う。)
・限定的な問題提示;問いを隠す、数値を与えない(情報を見せない) 
・情報不足(過多)、条件文から問いを作る。
・スモールステップ; 一文ずつ見せる。 
・フラッシュ;一瞬だけ見せる 
・読解;絵、図、式だけの提示 
・間違いを提示する
・生活場面を想定    

※挙手が少ない場合は、20秒間の相談タイムを設ける。

問題提示の場面において、全員に問題を読ませてから、わかっていることは何?求めるのは何?と問うのが一般的ですが、アクティブな学びでは子供たちが自ら発見することを重視します。そのためには、問題提示でも工夫をしなければなりません。私がよくやるのは、情報不足の問題提示です。これでは問題が解けないということに気付かせます。つまり、必要な条件を考えさせるわけです。情報不足であれば、必要な情報は何かを話し合います。ここからすでに学び合いが始まっています。

学び合いの授業というのは、グループ学習でも取り入れてみるかという形式的なことではなく、授業の始まりから最後まで子ども同士に学び合わせるのだという教師自身の意識改革が必要です。
四角形: 角を丸くする: 少しずつ取り組んでみましょう!







               

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