6月5日、石田教授を迎えての算数指導研修会が終わりました。
この日は、全学級を参観していただきました。
5時間目は、4年「小数」の授業。
本時は、位の違う小数のたし算・ひき算です。まず、絵を見せて問題づくりをしました。気づきを言わせながら、問題をつくっていくというのは、今回初でした。思ったよりも、スムーズに問題ができました。位が違うという言葉も出されました。
ずべてのチームの考えです。(授業では、考え方ごとに、分類していました。)
前時で0.01をもとにした考え方が出されていたので、比較的容易にまとめていました。
1.4を0.1をもとにしていたチームがありましたが、全体の学び合いで、まちがいに気づくことができました。
石田先生の講話の中で、今回の授業についてご指導していただきました。
○ホワイトボードは、代表的な考えを3~4ぐらいにしぼって考えさせる。
○自分たちの判断で相談させる
○黒板の前を広く開けておき、考えの発表は前でさせる。
○前の発言をどうつないでいけるかは、「聴き方指導」につながる。
○聴き方指導
・意図をくみ取る。
・共感的な聴き方
・もう一回発言したことを、他の子供に言わせる。 ⇒ 「広げる」
・「何をつけたしたの?」という発問
○仲間に返す反応のさせ方
・前の発言をどうつないでいくか
・だんだん詳しくなっているようにすること
○ふり返りについて
・発見の道筋を書かせる。
・成長、変容、プロセスをふり返らせる。
・発見の道筋を書かせる。
・よい例を印刷して全員に配り、授業の前に読ませる。
○授業構成として、問題1を全体で、問題2をグループで、個人で練習させるという方法もある。
などいろいろ教えていただきました。
石田先生の理想とする学び合いの授業からすると、まだまだです。ますますがんばろうという気持ちが湧いてきました。
講話でも、他校の事例をもとに、協同的な学びについてのお話があり、職員一同、大変勉強させていただきました。これからも、ご指導いただきたいと思います。
その夜、石田先生を囲んでの懇親会がありました。授業を見ていただいた先生方は、熱心にお話に耳を傾けていました。
石田先生の大ファンであるN先生は、自分のクラスの子供たちへメッセージをいただいていました。