大型連休も終わり、いよいよ落ち着いて学習に取り組める雰囲気になっていました。さて、3年生の担任になって1か月ですが、学習訓練とかの指導する間もなかったような、あっという間の1か月でした。
今日の算数は、3年の「たし算」の筆算、2教時目です。繰り上がりが2回ある筆算です。足場(ステップ)は、2ケタの1回だけ繰り上がる筆算をやりました。ただ、計算をするのではなく、筆算のしかたを説明しようというめあてにした時間だったので、やり方を説明させました。既習なので、すんなり計算できたものの、やはり説明となると難しい子供もいました。しかし、全体での解決なので、容易に言えるようになりました。
その時に示したのが、「まず」「次に」「だから」というつなぎ言葉です。算数の考え方を説明するときは、この言葉を使うとわかりやすくなります。しかし、この言葉にしばられ、かえって説明できなくなるということも経験しました。だから、まずは繰り返し板書を見ながら言わせたり、ノートに書かせたりしました。
次に、主問題1です。3ケタの筆算ですが、計算することには、全員抵抗なくできましたが、やはり説明することが難しいようでした。ここでも全体解決なので、いっしょに説明させました。
さて、いよいよ主問題2で自力解決です。予想通り、計算はきちんと正確にできました。そしたら、ほとんどの子供が説明を難なく書くことができました。できた代表の子供に、黒板に書かせました。(写真参照)
ここでも足場のよさを感じることができました。足場(ステップ)と主問題でしっかりと説明のしかたを教えたことが、自力で説明ができるようになったのだと思います。教えずに書かせようとしたら、いくら時間がかかるかわかりません。しかも、練習問題も、全員が18問を時間内に終わらせることができました。説明もして、練習を十分に行えることを実感しました。
考える足場を与えることを、日常化していくと子供たちにとって、大きな力になっていくことを確信しました。みなさんも、ぜひ実践してみてください。目に見えて、子供たちが変わりますよ。
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