本研究会では算数科を中心に、算数学び合いの石田淳一教授(東京家政大学、前横浜国大)のご指導のもと、「協働的な学び合い」の実践研究をしています。さらに、教育実践研究家の菊池省三先生を代表とする「菊池道場山形支部」として、白熱する教室を生み出す学級づくりをして、「主体的・対話的で深い学び」ができる子どもの育成を目指しています。 お問い合わせは、山形県南陽市立赤湯小学校 田井地 清まで vaio0819@yahoo.co.jp
2011年2月2日水曜日
これぞ足場の授業!
2月2日、校内で授業研がありました。授業研とはいえ、ワンペーパー授業という企画で、A4程度の指導略案で、自由に授業を見せ合うというものです。
2年2組の算数ということで、2月2日2年2組とゾロ目の授業になりました。(そんなことはどうでもいいですね・・・)
このクラスの担任のT先生は、算数部長ということもあり、以前から「足場」の授業に興味を持ち、少しずつ実践を重ねていらっしゃった先生でもあり、とても楽しみにして参観させていただきました。
2年算数「九九のきまり」という単元です。本時の目標は、「乗法九九のきまりを活用しながら、被乗数が10以上の乗法計算の仕方を考えることができる。」です。
最初に、九九の表を提示し、前時までの学習で見つけた性質やきまりを確認しました。
1、とび法 2、段合わせ法 3、反対法 という3つの既習のきまりを提示しました。(それぞれの内容については、写真の板書を参照)
これらの既習を足場として、10×4の答えの求め方を考えさせ、どのような性質やきまりを使えばよいかを説明させるというものです。そして、全体解決で10の段をつくり説明させました。子供たちは、3つの方法できちんと説明できるように教えました。
次に自力解決。11の段をつくらせるというもの。子供たちは、考えのもと(足場)と全体解決を足場にして、全員容易に説明を書いていました。
「やはり、足場ってすごいな。」と実感しました。T先生の前時までの指導のすばらしさもうかがえました。これなら、12の段でも13の段でも簡単に説明できそうです。
教えて学ばせるということを基本にすえて、子供の思考力、表現力を育成できるということを、改めて実感したこところです。
再来週の水曜日あたりに、新採の先生に、4年「同分母分数のたしざん・ひきざん」の授業を参観していただく予定です。(参考になるかどうかはわかりませんが・・・)
参観したい方は、どうぞごらんください!
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2 件のコメント:
学校からお便りでブログ紹介があったの覗いてみました!
先生方の前向きな姿勢が嬉しかったです(*^^*)
子どもはあまり算数が得意ではなかったのですが、かけ算が始まった頃から力をつけてきたので、先生方のお陰ですね!
今後共ご指導よろしくお願いしますm(__)m
時々ブログもチェックしますね♪
コメントありがとうございます。いろいろな手立てをしながら、「わかる算数」を目指しています。「考える足場」という指導法も、その手立てのうちのひとつです。
子供たちの「わかった!」という笑顔が一番の喜びです。
担任の先生にもお伝えしておきます。
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