本研究会では算数科を中心に、算数学び合いの石田淳一教授(東京家政大学、前横浜国大)のご指導のもと、「協働的な学び合い」の実践研究をしています。さらに、教育実践研究家の菊池省三先生を代表とする「菊池道場山形支部」として、白熱する教室を生み出す学級づくりをして、「主体的・対話的で深い学び」ができる子どもの育成を目指しています。 お問い合わせは、山形県南陽市立赤湯小学校 田井地 清まで vaio0819@yahoo.co.jp
2011年1月1日土曜日
「教えて考えさせる授業」のスタイル
みなさん、あけましておめでとうございます。期末事務に入ってから、書き込みをさぼってしまいました。
さて、12月6日の話になるのですが、山形新聞の担任力向上フォーラムという記事の中に、寒河江南部小学校の実践が載っていました。(読んだ方もいらっしゃると思いますが)
~内容抜粋~(新聞記事をクリックすると拡大します!)
「教えて考えさせる授業」をテーマに掲げている。新しい内容に入るときは、まず授業の最初に教師が児童のやり取りをを通して丁寧に教え、次に、理解度の度合いを確かめるためにペアを組んで児童同士で教え合う。
(中略)
研究主任の話「・・・・授業の最初に教わったことを使えばできるため、これまでは授業中に一言も発しなかった子どもが、意欲的に授業に取り組むようになった。・・・・・・・・」
詳しくは、この日の記事をご覧ください。
寒河江南部小さんの研究の方向性は、足場の考え方と共通していると思ったので、載せてみました。「教えて考えさせる」とは、東大の市川伸一先生が提唱している理論だそうです。(実は、この学校に知り合いのT先生がいて、教えてもらいました)
この考え方は、足場を提唱なさっている横国大の石田先生がいつもおっしゃってる言葉でもあります。数年前、考える足場の理論で、算数数学東北大会で発表した、青森県八戸市立長者小学校でも、市川先生にご指導をいただいてこの理論のもと研究発表しているようです。
大学の先生のご指導のもと研究できるというのは、実にうらやましい限りです。
この研究でも、一人一人の子供が意欲的に学習するようになったという報告がありました。私の足場の実践でも、同じようなことが言えます。南部小さんは、その後により質の高い学び合いというスタイルをとっていることがすごいと思いました。
「考える力をつける」というのが、我々の使命であることは言うまでもありませんが、考える力というのは問題を与えただけでは、ほとんどの子供が身に付かないと思う。やはり、考える筋道をしっかりと教えるべきであり、そうすると考える力がつくだけでなく、効率的に指導できるよさもあります。
この記事を見て、これからは教えて考えさせる、つまり「考える足場」の指導法が重要になってくると思いました。
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