3学期始まりますね。子どもたちの顔を見るのがとても楽しみです。
さて、2学期の実践からです。算数では、「問題づくり」というものがあります。問題を解くことはあっても、問題づくりまでは手が届かないのかもしれませんが、問題をつくることによって、何を答えればよいのかをじっくりを考えることができます。
問題づくりは、今まで何回かありましたが、これを学び合い+コミュニケーションゲームとしてできないだろうかと考えました。そこで、次のような手順とルールを伝えました。
1 グループで算数の問題をつくる。(グループ学習)
2 その後、問題を解き合う。(自力解決)
3 正解を各グループが黒板に書く。
4 各自採点をする。
5 正解者が15人(クラスの約半分)に近い問題をつくったグループが優勝。
(全問正解では簡単過ぎ、全員求められなかったら難し過ぎ)
※今回は、学習したばかりの「場合の数」の単元に限定してみました。
【それぞれの問題を自力解決した後に、グループごとに黒板に正解を書く】
【板書です】
一番左のグループは、「15種類の色から7色を使って図のような旗を作る時、何種類の旗がが作れるか」という問題。教科書では、もっと単純な問題でしたが、全員正解してはいけないと思い、ほんのちょっとだけ難しくしたつもりでした。しかも、「表で説明しなさい」という無謀(?)な条件がついていました。
解答例を書くときに、本当に表で表せるのだろうかと不安になりながら話し合って。そしたら、とんでもない数になることに気づきました。
この時、普段の授業では算数に関心を示さなかった女子が、必死になって表を書き始めました。あり得ないぐらい一生懸命書いていました。黒板に書ききれない、または、時間が足りないとこがわかっていてもとことん表をかいていました。
コミュニケーションゲーム的な要素を入れてみたら、最初の問題づくりから、一人一人がどんどん深く考えている様子が見られました。普段やっている問題を解くための話し合いではないので、新鮮だったのでしょうか。そして、模範解答を示すときでも、4人が真剣に話し合って答えを書いていました。
問題づくりで失敗してしまったグループもありましたが、自力解決できた数で楽しんでいました。
一人一人が意欲的にゲーム的なルールに沿って話し合いました。改良していけば、単元の最後に位置付けてみてもいいかなと思いました。
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