見通しでは、
1切って合わせる
2折る
3角度を計る
4対角線を引く
という考えが出されました。
今回も方法別に分かれて取り組ませました。
このグループは、切って合わせる考えです。黙々と作業していました。
このグループは、中央に折って合わせる方法に挑戦していました。前時に三角形で3つの角を合わせて180°になったという既習を活かしていますが、なかなかうまく合わせられません。
全体の学び合いです。切って合わせたグループでは、「ぴったり合うので360°」という説明をしています。
折るグループは、結局角を合わせる降り方ができませんでした。
計るグループは、きちんと360°になりました。(誤差が出ることを期待したのですが・・・)
対角線グループは、最初それぞれの三角形の角度を計って足していましたが、三角形の3つの角の和が180°であることから、計らなくてもいいということに気付きました。その気付きから、いつでも簡単にできる方法ということで、「はかせどん」は、対角線の考え方であるということで、四角形の4つの角の和は360°というまとめになりました。
今回も方法別のグループ学習をしてみましたが、最初から自分の考えていることと同じ友達が集まるので、話し合いもスムーズになりました。折るグループでは、できないながらも知恵を出し合って取り組んでいました。そして「みんなで真剣に知恵を出し合うことが学び合いだ。素晴らしい」と価値づけしたら、拍手が起こりました。結局、対角線を引くよさが浮き彫りになりましたが、それぞれのグループでの学び合いのよさを味わうことができた授業でした。
効率よく問題を解くことがよいとされる算数ですが、拙い考えに真剣に挑戦する姿は、とても美しいと思います。まちがっても、答えが出なくても、一人一人の様子を見取り、価値付けしていくことが、その教科の意欲を高めていくことにつながると思います。
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