今日の算数は、比例しているかどうかを説明させるという内容でした。
見通しでは、横の見方と縦の見方が出され、グループ学習が必要なのかな?と思いましたが、文章で説明させたかったので、グループで取り組ませました。
A班は、どちらの見方でも説明していました。説明としてはすばらしいです。でも、他のグループで、「○○は○○に比例している」という表現をしていたので、全体の学び合いでこの表現を取り入れてノートに書きました。
B班は、これしか書いていませんでした。話し合いをしていなかったわけではなく、決まった数の求め方について、ある男子が説明していたのに対して、3人が説明の意味がわからなくてわかるまで質問していたのでした。
そこで、A班とB班をペアにしたチーム学習をしました。B班の人たちは、いろいろと話し合ったことがをA班がきちんと説明したのを聴いて、すっきりと理解していました。A班も、B班の疑問に答えるようにしっかりと説明しました。かけ算の形ではなく、わり算によって120という決まった数がわかるという話し合いになりました。しかし、B班では、Y=決まった数×Xという式にあてはめて考えていたことがわかりました。2つのグループの考えをまとめると、どちらも習ったことを使っていることがわかりました。
その話し合いの内容を、全体で確認しました。他のグループの人たちも、120の求め方や意味の説明の仕方を学びました。B班のこだわりを共通理解することができました。
全員が板書を見ながら、文章での説明を書きました。振り返りでは、式のよさを書いている人が多かったようです。
従来の一斉授業では、わかるまで質問できる場面があまりありません。でも、グループ学習では、とことん聴くことができます。さらに、それぞれのグループでの考えのよさを、全体で確認することができます。従来の授業では、数名の子どもが発表し、わかった子どもだけが発言し、わからない子どもはただ板書を写すということが多いのではないでしょうか。
子どもたちどうしで、わかるまで話し合いをすることで、理解も深まるし互いのよさを知ることもできます。人間関係も深まります。グループ学習のよさですね。