期末事務真っただ中です!仕事が一段落しましたので、先日のyunitobeさんの書き込みでのご質問の答えになるかどうかですが、アップさせてください。
これは、平成19年度に、石田先生の「考える足場」の講演を聴いて、自分もやってみたいということで実践した授業です。(初めての足場の授業でした)
この流れで行くと、従来の課題解決型の学習ですよね。でも、今までの導入と違い、前時で行なった「平行四辺形の求積」のいろいろなやり方を足場にした授業です。まだまだ研究不足で、足場の授業になっていないと自己反省しました。
足場(ステップ)は、主問題1で全体解決できるための足場
足場(ステップ)と主問題1は、主問題2で自力解決させるための足場
このことを学んだ授業でもあります。
しかし、多様な考えを生かす授業として、石田先生の著書にも、青森県長者小学校の実践として、似たような授業が載っていました。(「考える足場をつくる算数科授業の創造」明治図書P102~)
つまり、前時で行なった平行四辺形の多様な求積方法を足場とすることも、主問題を解くための足場となるということです。その結果、子供たちからも多様な三角形の求積方法が出されました。従来の指導と違い、足場があるおかげで、子供たちがどんな方法で解決するかの決定がしやすく、足場を見ながら、自分なりの考えを持つことができるということです。
足場の授業は、「教えて考えさせる授業」ということで、やり方を限定し、その方法だけで問題を解かせるというイメージがあると思います。しかし、そうではありません。多様な考えを求める授業もあり、多様性を足場とする場合もあるのです。そんなことを、4年前の実践から、改めて考えさせられました。
研究をしている学校では、来年度、足場の授業のパターンを変えたり、多様な考えを生かす授業を展開するなどの発展的な方向性も有効であると思います。
私も、この多様な考えを生かす授業を展開してみたいと思います。
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