本研究会では算数科を中心に、算数学び合いの石田淳一教授(東京家政大学、前横浜国大)のご指導のもと、「協働的な学び合い」の実践研究をしています。さらに、教育実践研究家の菊池省三先生を代表とする「菊池道場山形支部」として、白熱する教室を生み出す学級づくりをして、「主体的・対話的で深い学び」ができる子どもの育成を目指しています。 お問い合わせは、山形県南陽市立赤湯小学校 田井地 清まで vaio0819@yahoo.co.jp
2021年11月3日水曜日
数学的な効率性で深く考えさせる
2021年10月17日日曜日
比例が「かけわり図」へと発展
久しぶりのアップになります。
現在、6年生の3クラスの算数を担当しています。教科担任制の先駆けとして、6年だけですが教科担任を中心として学習指導を行なっています。
教科担任のメリットとしては、教材研究や授業の準備が楽になる、また、学年全体が同じ歩調で進でられるということでしょうか。デメリットとしては、他のクラス担任が、算数の力を把握できないということですね。その辺は、毎日のように授業の様子を担任に伝えられるようにしていますが・・・。
さて、今回の授業。比例の活用です。
比例には、横の見方(一方の値を2倍、3倍、4倍・・にするともう一方2倍、3倍、4倍・・になる)と、たての見方(一方の値にきまった数をかけるともう一方の値になる)を学習しますが、両方の見方をさせたいというのが今回のねらいです。
2021年2月23日火曜日
少人数学級で、協働的に表現力や思考力を身に付けさせる 〜2つの学校の飛込授業より〜
<飛込授業その1>
2020年12月4日 南陽市立漆山小学校にて5年生のクラスにて飛込授業をさせていただきました。この授業は、8年前、米沢市立西部小学校に勤務していた時に、石田教授と共に学び合いの本を執筆なさっていた先生を石川県からお呼びして、示範授業をしていただいた時の授業 です。
ともなって変わる2つの数を表で表し、きまりを見つけて解く問題です。きまりさえ見つけられれば簡単ですが、二次関数の要素があるので、きまりに気付くまでに時間がかかるというものです。
今回は、協働的な学び合いの校内研修会ということで依頼されましたので、授業の初めから相談させたりと、随所に学び合いの要素を取り入れました。
めあてに、きまりを見つけるという言葉を入れて見通しを立て、しかも表の1部分を提示していたので、個人学習では全員が考えを持って解いていました。1人だけピラミッドを実際に描いていましたが、他の子どものやり方と比べ、時間がかかりそうだと思って表を作ってきまりを見つけていました。自分の考えを他の考えを比べ、自ら「はかせどん」に気付いた場面でした。この、「自ら気付く」ということが、考える力になるのだと思います。
2021年1月10日日曜日
丁寧な見通しが考える足場につながる
市内の小学校にて、6年算数「場合の数」の組み合わせの授業を参観させていただきました。
順列の時と何が違うか、落ちや重なりがないようにするにはどうすれば良いかという見通しをしっかり持たせていました。
丁寧な見通しは、考える足場になるのでとても大切です。