本研究会では算数科を中心に、算数学び合いの石田淳一教授(東京家政大学、前横浜国大)のご指導のもと、「協働的な学び合い」の実践研究をしています。さらに、教育実践研究家の菊池省三先生を代表とする「菊池道場山形支部」として、白熱する教室を生み出す学級づくりをして、「主体的・対話的で深い学び」ができる子どもの育成を目指しています。 お問い合わせは、山形県南陽市立赤湯小学校 田井地 清まで vaio0819@yahoo.co.jp
2019年10月19日土曜日
かけわり図のよさを実感する
夏休み辺りからの原稿執筆のため、久々の投稿になります。
6年「速さ」の学習です。速さと道のりから時間を求める方法を考える授業です。
今回は、数直線図を使って考えるという見通しにより、一人一人が数直線図に挑戦しました。1時間で80㎞だから⬜︎時間では200㎞という関係をつかめば、容易に図を書くことができます。自力の後、グループで話し合いをさせました。
ホワイトボードを見ると、200は80の何倍かを考えています。そのためには、
200÷80=2.5倍、1の2.5倍だから2.5時間という流れです。つまり、横の関係性に着目させます。
Bグループの図を見ると、他のグループにはない補助線がありました。
説明を聞くと、80を80でわると1になるという関係から、200を80でわればよいという考えです。つまり、縦の関係性に着目しています。(下図)
5年生の時に教えた「かけわり図」です。考え方からすれば横の関係で考えるのが筋ですが、⬜︎の中の数値を求める場合は、縦の関係が簡単に計算できるとすれば、縦の計算でよいわけです。計算は、より速くて簡単な方法が求められます。どちらが効率的に求められるかは、その時の数値にもよりますが、縦横自由に考えることができるようにすることも、数学的な考え方を養う上で大切になると思います。
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