2017年10月29日日曜日

正答グループ3対誤答グループ3のチーム学習

公開研が終わりましたが、チーム学習は日々続きます。



中学校では、集合として扱われている問題でしょうか。両方に手を挙げた人がみかんやバナナに手を挙げた人と同じなのか、それとも違うのかというのが学び合いの中心となります。

さっそくグループ学習をしました。このグループ学習の学習状況を見取ってチームを組むわけですが、今までにないことが起きました。それは、正答3と誤答3という結果です。すかさず、誤答と正答のチームを組みました。

どのチームも互いに答えが違うということで、重なりをどうとらえるかの話し合いになっていました。みかんやバナナに手を挙げた人が、両方に手を挙げた人と重なるのかどうかという点です。

Aグループを見ると、18人と11人は違うという考えです。だから、みかんは2×18に11を足しています。明らかに誤答ですが、チーム学習で子どもたちの学び合いだけで、誤答に気付きました。そして、青ペンで訂正の式を書いていました。


Bグループは、重なりがあるということを力説し、正答であることを説明していました。

しかし、18人の2倍という点で、かける数とかけられる数が逆であることに気付きました。お互いに学び合いをして、相手グループから学んだということですね。

チーム学習で話題になったことを黄色チョークで下に書くことにしていますが、それを見ると、まさに本時で大切な重なりについて焦点化した学び合いをしていました。

今回は、正答3と誤答3という理想的な組み合わせになったチーム学習になり、それぞれの正答と誤答のチームで同じような学び合いをして、正答につないでいました。

Bチームの考え方の他に、「~だけ」の人数を求めてからみかん、バナナを求めてもよいという確認も必要です。

その後、Aグループの図をもとに、ベン図を紹介しました。

こういう理想的なチーム学習の場合、その後の全体の学び合いでの練り合いが必要なくなります。発表しなくても、それぞれが学び合っていたので、確認程度で終わりました。

学び合いの効率化です。

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