高校の授業と言えば、先生がひたすら説明し、生徒は黙々とノートに書く。わかる生徒だけが発言し、授業が進んでいく。そんなイメージがあります。息子の高校に参観に行ったときも、まさにそういう授業でした。(数学でしたが・・)
特に歴史学習については、大学受験で教科書に載っていない内容(重箱の隅をつつくような問題)が出題されているという現状があり、受験生の負担が増えている割に、大学(会社)へ入ってからの力になっていないということで、求められている力をもった人材を育成しようということなのでしょう。
そこで、暗記から考えることを重視した授業に変わりつつあるということです。
歴史的事象を先生がひたすら説明してノートに書くというのではなく、課題にそって協同的に学習を進めるというのです。グループで一人一人の考えを出し合い、議論する。もちろん、それは歴史的事象に基づく考えが要求されるわけです。もちろん、知識がなければできないことですね。
グループで議論したあと、ホワイトボードにまとめプレゼンします。つまり、説明する力が必要とされます。もちろん、聴いている生徒は、自分の持っている知識を活用しながら、質問したり反論したりという力も必要になります。
最後に、ワークシートに自分の考えを根拠をもって表現するという流れです。
今、高校歴史教育で改革が行われようとしていますが、この指導法は、まさにこの研究会が目指している学び合いの姿であり、協同学習です。
山形県教委からの重点でも、「協同的な学習」「探究学習」という内容が示されています。今後、小学校はもちろん、中学校、高校でもこのような協同的な学習が推進されていくと考えられます。
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